2017年07月27日

ホセア書1 ホセアの生きた時代とホセアの使命(ホセア書1章1節2節)



 ユダの王ウジヤ、ヨタム、アハズ、ヒゼキヤの時代、イスラエルの王、ヨアシュの子ヤロブアムの時代に、ペエリの子ホセアにあった主のことば。(ホセア書1章1節)

 ホセアの生きた時代が、いきなり記されています。ユダ王国ではウジヤが王であった時代、北王国イスラエルではヤロブアム2世が君臨していました。これは、BC793年からBC753年の頃のことで、すでにイスラエル王国の末期でした。

 その成立時には、預言者アヒヤによって、ヤロブアムはイスラエルの10部族を与えられて始まった国だったのです。 神は、ソロモンの子レハブアムから10部族を裂いて、ヤロブアムにお与えになったのです。その理由は、ソロモンが生前に犯した罪によるものでした。ソロモンは、ダビデの子で、知恵に満ち、神殿を建て、良い政治を行なう名君でした。しかし、隆盛な国力を背景に、奢侈に溺れ、重税を課し、兵馬を蓄え、また、多くの妻やそばめを抱えるようになりました。(T列王記11章29節〜34節)
 それでも、神は父ダビデの遺徳に免じて、ソロモンが生きている間はその罪を報いられるようなことななかったのです。

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 しかし、主から油注がれたヤロブアムは、すぐに間違いを犯しました。エルサレムの神殿に民を行かせないために、ベテルとダンに金の小牛を設置して、神殿礼拝に変えさせたのです。(T列王記12章25節〜30節)
 北王国の神礼拝はたちまち変質してしまいました。アブラハム、イサク、ヤコブの神――イスラエル民族をエジプトから救い出した下さった唯一の神への信仰は、「手で刻んだ物」「わたし以外に神があったはならない」と命じられた十戒に叛くものでした。

 イスラエルの王たちの堕落と悪業は聖書に記されているとおりで、王たちは謀反と陰謀によって交代し、そのような立場を強化するために、近隣の偶像礼拝の国々と婚姻を結び、またその宗教バアル信仰を取り入れていました。

 主がホセアに語り始められたとき、主はホセアに仰せられた。「行って姦淫の女をめとり、姦淫の子らを引き取れ。この国は主を見捨てて、はなはだしい淫行にふけっているからだ。」(2節)

 神がホセアに、いきなり命じられたことは、「姦淫の女」をめとることでした。これは、事実一人の女として登場するのですが、それだけではない意味を帯びています。
 「姦淫の女」は、聖書では、たんに男女を超越した存在としても語られています。イスラエルの神に背いて、ほかの神を拝むこと時代が姦淫だからです。
 この直截な表現の中に、この書が持つ、ドラマがすでに見えてきます。
 さて、ホセアは、どのような女をめとるのでしょうか。






 

posted by さとうまさこ at 12:29| Comment(0) | Coffee Break | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする