2017年10月20日

アモス書25 安逸と奢侈に安住する罪 (アモス書6章1節〜7節)



  ああ、
  シオンで安らかに住んでいる者、
  サマリヤの山に信頼している者、
  イスラエルの家が行って仕える国々の
  最高の首長たち。(アモス書6章1節)

 神・主は、くりかえし、イスラエルに呼びかけておられます。イスラエルの家(北王国の宮廷)にも、当然多くの有力者や首長たちがいて、サマリヤに住む王たちを支えていたはずです。どの国でも、どの時代でも、王を支え、王制を支え、側近や官僚や軍人となり、民を支配するのは、各地の有力な首長たちです。王権が次々と有力な家にたらいまわしになっている――簒奪(さんだつ)されている北王国イスラエルでも同じことだったでしょう。

 主は、王だけでなく、サマリヤの権力を支えているすべての人、有力者たちに告げておられるのです。彼らは、自分たちの国防力や繁栄の中で安逸をむさぼっていたのです。アモスが啓示を与えられたのは、北王国ではヤロブアム二世の時代で、大変な繁栄を誇っていたのです。

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  カルネに渡って行って見よ。
  そこから大ハマテに行き、
  またペリシテ人のガテに下って行け。
  あなたがたはこれらの王国より
  すぐれているだろうか。
  あるいは、彼らの領土は
  あなたがたの領土より大きいだろうか。(2節)

 カルネや大ハマテはともにダマスコの北の地です。アラムやバビロンが領有していました。かつては繁栄を誇りましたが、神のさばきを受けて滅び去った町々です。

  あなたがたは、
  わざわいの日を押しのけていると思っているが、
  暴虐の時代を近づけている。(3節)

  象牙の寝台に横たわり、
  長椅子に身を伸ばしている者は、
  群れの内から子羊を、
  牛舎の中から小牛を取って食べている。(4節)
  彼らは十弦の琴の音に合わせて即興の歌を作り、
  ダビデのように新しい楽器を考え出す。(5節)
  彼らは鉢から酒を飲み、最上の香油を身に塗るが、
  ヨセフの破滅のことで悩まない。(6節)

 日本では、「栄枯盛衰世のならい」「おごれる者、久しからず」などと言います。繁栄を謳歌して、美酒美食の中で、退廃することさえ楽しんでしまうのが人間の弱さ、限界です。人間は、まことに安楽や快楽に弱いのです。飽食したら、身を飾り、家を大きくし、さらに歌舞音曲を求めます。
大酒を飲み、新しい楽器や音楽を産みだし、化粧品をさらに工夫し、もっと美しくなるために、美容整形も当たり前になっている「現代の先進国の貪欲なぜいたく追及」は、なんと、この聖書箇所のサマリヤ人たちと似ていることでしょう。
 もちろん、新しい楽器を考え出すこと自体は、悪いことではないでしょう。さまざまな芸術や工芸が産みだされ、日々生活が豊かに彩られていくのを、私も、肯定しています。
 問題は、「ヨセフの破滅のことで悩まない」ことです。これは、ここでは、ヨセフの子孫ヤロブアム一世から始まる北イスラエルですが、今日では、私たちが神を忘れていること、神のお造りになった日本や地球の将来を憂えていないことと、適用できるのではないでしょうか。将来が、以下のようにならないことを祈るばかりです。

  それゆえ、今、彼らは、
  最初の捕らわれ人として引いて行かれる。
  身を伸ばしている者どもの宴会は
  取り除かれる。(7節)








posted by さとうまさこ at 11:49| Comment(0) | Coffee Break | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする