2017年08月18日

ホセア書23 エフライムの崩壊への道(ホセア書7章8節〜16節)



 神が,預言者としてホセアを召されたのは、北イスラエル王国ヤロブアム2世の晩年だったと考えられています。ヤロブアム2世はサマリヤで41年間、王でした。(U列王記14章23節) ヤロブアム2世はエフーの家の王で、エフーから数えて4代目でした。彼は、主の目の前に悪を行ない、イスラエルに罪を犯させたネバテの子ヤロブアム(1世)すべての罪をやめなかった。(同24節)と書かれています。
 しかしながら、主は、ヤロブアム2世を用いられたのです。
 彼は、レボ・ハマテからアラバの海までイスラエルの領土を回復しています。そのころのイスラエルの苦しみをご覧になった主が、イスラエルをあわれに思われ、ヨアシュの子ヤロブアムによって、彼らを救おうとされたから(同25節〜27節)でした。

 けれども、イスラエル王国は、崩壊への坂を転がっていました。ヤロブアム2世を継いだゼカリヤはわずか6か月で謀反に倒れ、ゼカリヤを倒して王位に就いたシャルムも一か月間だけの王でした。彼を暗殺して王位に就いたガディの子メナヘムは、サマリヤで10年間王であった(U列王記15章17節)と記録されています。メナヘムの子はサマリヤで即位しますが、2年目に侍従ペカによって殺されます。ペカは20年間、王でしたが、(U列王記15章23節〜29節) エラの子ホセアに謀反で殺されます。このイスラエル最後の王の在位は9年間です。

 ホセア(王)の第9年に、アッシリヤの王はサマリヤを取り、イスラエル人をアッシリヤに捕え移し、彼らをハラフと、ハボル、すなわちゴサンの川のほとり、メディヤの町々に住ませた。(U列王記17章6節)

 このイスラエル王国末期の王たちの記録にあるのは、どの主の目の前に悪を行なっていることです。家来が謀反を行なって王を倒すのも当たり前になり、王は、「神からの油注ぎで王になる」という神のルールも崩壊しています。

  エフライムは国々の民の中に入り混じり、
  エフライムは生焼けのパン菓子となる。(ホセア書7章8節)
  他国人が彼を食い尽くすが、
  彼はそれに気づかない。
  しらがが生えても、彼はそれに気づかない。(9節)
  イスラエルの高慢はその顔に現れ、
  彼らは、彼らの神、主に立ち返らず、
  こうなっても、主を尋ね求めない。(10節)

 姦淫の罪は、イスラエル王国を内部から崩壊に導きました。その時、彼らには、主に立ち返るということさえ、思い浮かばなくなっていました。彼らは、外国を頼り、政略で困難を乗り切ろうと企むばかりなのです。

  エフライムは愚かで思慮のない鳩のようになった。
  彼らはエジプトを呼び立て、
  アッシリヤへ行く。(11節)
  彼らが行くとき、わたしは彼らの上に網を張り、
  空の鳥のように彼らを引き落とし、
  その群れが騒々しくなるとき、
  わたしはこれを懲らす。(12節)
  ああ、彼らは。
  彼らはわたしから逃げ去ったからだ。
  彼らは踏みにじられよ。
  彼らはわたしにそむいたからだ。
  わたしは彼らを贖おうとするが、
  彼らはわたしにまやかしを言う。(13節)
  彼らはわたしにむかって心から叫ばず、
  ただ、床の上で泣きわめく。
  彼らは、穀物と新しいぶどう酒のためには
  集まって来るが、
  わたしからは離れ去る。(14節)

 このイスラエル(エフライム)の惨状を、だれよりも主は悲しまれておいででした。

  わたしが訓戒し、
  わたしが彼らの腕を強くしたのに、
  彼らはわたしに対して悪事をたくらむ。(15節)
  彼らは空しいものに立ち返る。
  彼らはたるんだ弓のようだ。
  彼らの首長たちは神をののしったために、剣に倒れる。
  これはエジプトの国であざけりとなる。(16節)








posted by さとうまさこ at 12:20| Comment(0) | Coffee Break | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする