2014年09月25日

Coffee Break 歴史の書・エズラ記17 天の神の律法の学者エズラ(エズラ記7章8節〜26節)



 エズラは王の第七年の第五の月にエルサレムに着いた。(エズラ記7章8節)
すなわち、彼は第一の月の一日にバビロンを出発して、第五の月の一日にエルサレムに着いた。彼の神の恵みの御手が確かに彼の上にあった。(9節)


 エズラは約四カ月かけて、バビロンから帰郷してきたのです。バビロンからエルサレムまでの距離は、地図上で見ると直線で六〇〇キロ、実際の行路は八〇〇キロくらいありました。さらに、道路事情が今とは比べ物にならないほど悪いでしょうから、この旅に四カ月を要したのは、自然かもしれません。彼の神の恵みの御手が確かに彼の上にあった。と書かれているのですから、これでも大変スムースな旅行だったのでしょう。

 アルタシャスタ王が、祭司であり、学者であるエズラに与えた手紙の写しは次のとおりである。――エズラは、主の命令のことばと、イスラエルに関する主のおきてに精通した学者であった――(11節)

 私は命令を下す。私の国にいるイスラエルの民、その祭司、レビ人のうち、だれでも自分から進んでエルサレムに上って行きたい者は、あなたといっしょに行ってよい。(13節)
 なぜなら、あなたは、あなたの手にあるあなたの神の律法に従ってユダとエルサレムを調査するよう、王とその7人の議官によって遣わされており、(14節)
 また、王とその議官たちが、エルサレムに住まわれるイスラエルの神に進んでささげた銀と金、
バビロンのすべての州で、あなたが得るすべての銀と金、それにエルサレムにある自分たちの神の宮のために。民と祭司たちが進んでささげたささげ物をも合わせて携えていくために遣わされているからである。(16節)

 また、残りの銀と金の使い方については、あなたとあなたの兄弟たちがよいと思うことは何でも、あなたがたの神の御心に従って行うがよい。(18節)



 7章12節から20節までは、神の宮にささげ物をするために必要な多大の銀や金や物資について、エズラがその残りを含めて、彼の裁量で自由に使ってよいと許可が与えられています。

 また、必要があれば、それを王の宝物倉から調達できること(20節)、さらに、王の宝物倉を管理している地方官に、エズラの求める物は何でも与えるよう命令を出しています。(21節〜23節)
 その上、神殿に仕える者全員へのみつぎ、関税、税金の免除を明記しています。(24節)


 王のこのような命令は、神殿礼拝の再開に際して、宗主国の権力者から大きなお墨付きをもらったのと同じです。
 驚くのは、その理由を、ペルシャの王自身が明快に理解していて、この手紙に書いていることです。

 天の神の宮のために、天の神によって命じられることは何でも、熱心に行え。御怒りが王とその子たちの国に下るといけないから。(同23節)


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 もっと驚くべきことは、アルタシャスタ王が、エズラにかなりの政治的権力を与えていることです。

 エズラよ。あなたは、あなたの手にあるあなたの神の知恵に従ってさばきつかさや裁判官を任命し、川向うにいるすべての民、すなわち、あなたの神の律法を知っているすべての者をさばかせよ。また、これを知らない者に、あなたがたは教えよ。(25節)
 あなたの神の律法と、王の律法を守らない者には、だれにでも、死刑でも、追放でも、財産の没収でも、または投獄でも、その判決を厳格にせよ。」(26節)






posted by さとうまさこ at 10:17| Coffee Break | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする