2014年09月28日

Coffee Break 歴史の書・エズラ記20 エズラの帰還・イスラエル人の背信(エズラ記8章21節〜9章3節)



 エズラがエルサレムに戻るときの最大の懸念は、宝物を安全無事に運ぶことだったようです。ふつうこのような財宝を運ぶときには、兵士を護衛につけるものだったのでしょうが、エズラは、王様にその要請をしなかったのです。(エズラ記8章22節)
 私などは、このような個所に興味を覚えるのです。これを映画にするなら、彼らの旅を映像で見せなければいけないでしょう。
 エズラは、祭司長たち、レビ人たち、イスラエルの一族の長たちに、宝物をゆだね、それを「寝ずの番をして」運ぶよう命じたのです。(同29節30節)
 これは実に、大変なプレッシャーだったと思います。結局、守って下さるのは神さまだけということですから、断食も神さまに祈りを届けるためだったのです。そして、祈りは聞き届けられました。

 私たちはエルサレムに行こうと、第一の月の十二日にアハワ川を出発した。私たちの神の御手が私たちの上にあって、その道中、敵の手、待ち伏せする者の手から私たちを救い出してくださった。(31節)


 エルサレムに到着後、一行は王の命令書(アルタシャスタ王の)を地元の太守や総督に渡したとあります。(36章)
 第一次帰還の時と同様、このような大きな移動には、王のお墨付き(許可証)が物を言いました。「この人たちは、この民と神の宮とに援助を与えた。」のです。

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 結局、旅は無事に済んだのですが、エズラ記の焦点、エズラの帰還の意味はこのあとの出来事にあったようです。

 これらのことが終わって後、つかさたちが私たちのところに近づいて来て次のように言った。「イスラエルの民や、祭司や、レビ人は、カナン人、ヘテ人、ペリジ人、エブス人、アモン人、モアブ人、エモリ人などの忌み嫌うべき国々の民と縁を立つことなく、(9章1節)
 かえって、彼らも、その息子たちも、これらの国々の娘をめとり、聖なる種族がこれらの民と混じり合ってしまいました。しかも、つかさたち代表者たちがこの不信の罪の張本人なのです。」(2節)
 私はこのことを聞いて、着物と上着を裂き、髪の毛とひげを引き抜き、色を失って座ってしまった。(3節)

 エズラは、イスラエルの神、主が賜ったモーセの律法に通じている学者でした。(7章6節) 祭司であり、学者でした。(同11節)
 エルサレムで正しい神殿礼拝を復活し、民に律法に基づく生活を取り戻させたいと願っていたでしょう。
ところが、帰還してみると、庶民はもとより、祭司やレビ人でさえ、地元の異教徒と縁を結んでいると言うのです。
 エズラは、驚きのあまり、座り込んでしまったと言うのです。着物と上着を裂き、髪の毛とひげを抜いてのは、神に対する悔い改めの激しい表明です。




posted by さとうまさこ at 09:33| Coffee Break | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする