2015年09月26日

Coffee Break詩編・166 主は、そのしもべモーセと、主が選んだアロンを遣わされた。(詩編105編16節〜36節)



 詩編105篇は、主をほめたたえ、感謝するその根拠として、イスラエルの歴史を振り返っています。
 主の良くして下さったことを何一つ忘れるな。(詩編103篇2節)とある通りです。

 アブラハムに始まるイスラエル民族は、ヤコブの子らがエジプトに渡ることで、民族と呼ばれるほど増え、強くなっていくのです。
 そのきっかけは、ヤコブの子ヨセフが兄弟たちに憎まれて砂漠の商人に売られ、さらにエジプトで奴隷として売られることです。ヨセフが先にエジプトに入るのは「神様のご計画」でしたから、その地でヨセフは出世し、王の権限の多くをゆだねられるのです。
 そこから先、出エジプトを果たすまでが、次のように思い起こされています。

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 こうして主はききんを地の上に招き、
 パンのための棒をことごとく折られた。(16節)
 主はひとりの人を彼らにさきがけて送られた。
 ヨセフが奴隷に売られたのだ。(19節)
 彼らは足かせで、ヨセフの足を悩まし、
 ヨセフは鉄のかせの中にはいった。(18節)
 彼のことばがそのとおりになる時まで、
 主のことばは彼をためした。(19節)
 王は人をやってヨセフを解放し、
 国々の民の支配者が、彼を自由にした。(20節)
 王はヨセフを自分の家のかしらとし、
 自分の全財産の支配者とした。(21節)
 これはヨセフが意のままに王の高官を縛り、
 王の長老たちに知恵を与えるためだった。(22節)
 イスラエルもエジプトに行き、
 ヤコブはハムの地に寄留した。(23節)

 ヨセフがエジプトで出世して行くプロセスはもちろん、主が共にいてこそありえたのです。彼が、神様によってしだいに整えられていき、出世して行く様子は、感動的です。(創世記39章〜41章)
 ハムは、ノアの息子、セム・ハム・ヤベデの内、ハムから増えた民族です。エジプトはハムの子孫だったのです。
 
 主はその民を大いにふやし、
 彼らの敵よりも強くされた。(24節)
 主は人々の心を変えて、御民を憎ませ、
 彼らに主のしもべたちを、ずるくあしらわせた。(25節)

 最初は、宰相ヨセフの一族としてエジプトに入国したイスラエル一族も、時代が下り、エジプトの王朝が変わる中で、いつしか奴隷となってしまいました。しかし、そうさせたのもまた、「主のご計画」であったという認識が歌われています。

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 次の段落は、モーセとアロンの召命と、彼らがイスラエルの民をエジプトから連れ出すにあたって、神が起された奇跡の数々が、述べられています。

 主は、そのしもべモーセと、
 主が選んだアロンを遣わされた。(26節)
 彼らは人々の間で、主の数々のしるしを行ない、
 ハムの地で、もろもろの奇蹟を行なった。(27節)
 主はやみを送って、暗くされた。
 彼らは主のことばに逆らわなかった。(28節)
 主は人々の水を血に変わらせ、
 彼らの魚を死なせた。(29節)
 彼らの地に、かえるが群がった。
 王族たちの奥の間にまで。(30節)
 主が命じられると、あぶの群れが来た。
 ぶよが彼らの国中にはいった。(31節)
 主は雨にかえて雹を彼らに降らせ、
 燃える火を彼らの地に下された。(32節)
 主は彼らのぶどうの木と、いちじくの木を打ち、
 彼らの国の木を砕かれた。(33節)
 主が命じられると、いなごが来た。
 若いいなごで、数知れず、(34節)
 それが彼らの国の青物を食い尽くし、
 彼らの地の果実を食い尽くした。(35節)
 主は彼らの国の初子をことごとく打たれた。
 彼らのすべての力の初めを。(36節)

 出エジプト記8章〜12章にある十の奇蹟は、まことに壮大な「ふしぎ」の連続です。
 神様でなければできない御業ばかりです。
 けれども、以降、神様がこのような御業を顕されないと言うことではなかったのです。

 捕囚の民は、捕囚から帰還し、神殿を再建できたとき、彼らの体験を出エジプトの一連の出来事と重ね合わせているのです。
 バビロン捕囚からの解放は、それほど大きな出来事だったということでしょう。






posted by さとうまさこ at 10:38| Comment(0) | Coffee Break | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする