2015年12月27日

Coffee Break箴言4 あなたは、他人の妻から身を避けよ(箴言2章1節〜22節)




 わが子よ。もしあなたが、
 私のことばを受け入れ、
 私の命令をあなたのうちにたくわえ、(箴言2章1節)
 あなたの耳を知恵に傾け、
 あなたの心を英知に向けるなら、(2節)

 ふたたび「わが子よ」と呼びかけられています。箴言全体が「わきまえのない者」に対する知恵、訓戒、悟りの言葉、知識、思慮などを与える目的で書かれています。(1章2〜6節)
 その最初の部分は、父の訓戒なのです。

 もしあなたが悟りを呼び求め、
 英知を求めて声をあげ、(3節)
 銀のように、これを捜し、
 隠された宝のように、これを探り出すなら、(4節)
 そのとき、あなたは、主を恐れることを悟り、
 神の知識を見いだそう。(5節)

 訓戒を一言で言えば、「神を恐れること」「神の知恵と知識を見出すこと」です。そのためには、主に叫び求めることだと、父親は訓戒しています。


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 世の道徳律と箴言の違いは、箴言の言葉が「父の訓戒」であって同時に、「神の命令」であることでしょう。
 父親が権威の頂点にあるのではなく、家庭にあっては頂点であっても、父親に権威を与えている「その上の権威」を息子に伝えているのです。

 主が知恵を与え、
 御口を通して知識と英知を与えられるからだ。」(6節)
 彼は正しい者のために、
 すぐれた知性をたくわえ、
 正しく歩む者の盾となり、(7節)
 公義の小道を保ち、その聖徒たちの道を守る。(8節)
 そのとき、あなたは正義と公義と公正と、
 すべての良い道筋を悟る。(9節)
 知恵があなたの心に入り、知識があなたのたましいを楽しませるからだ。(10節)

 主は、知恵を与えて下さる。さらに知性を教えて下さる。正しく歩む者のために立てとなってくださる。聖徒の道を守って幸せな人生、楽しい人生を与えて下さるというのです。

 思慮があなたを守り、
 英知があなたを保って、(11節)
 悪の道からあなたを救い出し、
 ねじれごとを言う者からあなたを救い出す。(12節)
 彼らはまっすぐな道を捨て、
 やみの道に歩み、(13節)
 悪を行なうことを喜び、
 悪いねじれごとを楽しむ。(14節)
 彼らの道は曲がり、
 その道筋は曲がりくねっている。(15節)

 確かに、世の中には心のねじれた者がいます。私たちもまた周囲から影響を受けて、すぐに自分の思いや心を曲げてしまいます。悪の道は魅力的で、いったん引き込まれるとなかなか抜け出すことはできません。
 その最たるものが、「他人の妻」だと警告されています。

 あなたは、他人の妻から身を避けよ。
 ことばのなめらかな、見知らぬ女から。(16節)
 彼女は若いころの連れ合いを捨て、
 その神との契約を忘れている。(17節)
 彼女の家は死に下り、
 その道筋はやみにつながる。(18節)

 夫のある女性との姦淫が,男にとっても石打になるほどの刑罰だったことを思い出せば、ここでの警告は理解できます。
 とくに人妻と強調されているのは、今の時代と違い、独身の女性はやたらとよその男と接触しない風習だったからでしょう。聖書を読んでいると、客をもてなすのもおおむね主人(男)のようです。娘の処女性はとりわけ重要視されていましたし、仮に処女を犯した場合は結婚すれば済むことも多かったので、「身を滅ぼす」とは言えません。

 彼女のもとへ行く者はだれも帰って来ない。
 いのちの道に至らない。(19節)
 だから、あなたは良い人々の道に歩み、
 正しい人々の道を守るがよい。(20節)
 正直な人は地に住みつき、
 潔白な人は地に生き残る。(21節)
 しかし、悪者どもは地から絶やされ、
 裏切り者は地から根こぎにされる。(22節)

 こんにちでは、男女関係がすっかり自由になり、姦淫が死や社会的制裁につながることもあまりない時代です。ですが、この訓戒はおろそかにできないと思います。ひとつの姦淫は、たしかに確かに、すでにある愛を壊すのです。
 だれも見ていない秘密の関係だと思ってタカをくくることはできません。
 神さまの目は、すべてを見通しておられるからです。ここでは、地から絶やされるとかいていますが、「地から」だけではなく、永遠に根絶やしにされるのです。なぜなら、私たちはみな、いつか神の御前に立ってさばかれるからです。
 神の前で申し開きできるような「姦淫の理由」があるでしょうか。








posted by さとうまさこ at 08:30| Comment(0) | Coffee Break | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする