2016年01月01日

Coffee Break箴言9 悪者どもの道にはいるな。悪人たちの道を歩むな。(箴言4章13節〜27節)



  あけましておめでとうございます。
 
      訪問して下さいましてありがとうございます。
      記事を読んでいただくことは励みであり、身が引きしまることです。
      皆様の後押しで、なんとか、Coffee Breakも1800回を超えて続けることができました。
      本年もよろしくお願い申し上げます。
      2016年がしあわせな年でありますように!
      皆様の上に、日本と世界の方々の上に、大きな喜びをもたらしますように。
      神様の恵みと祝福で満たされますように!

                                     さとうまさこ


        ★★★★★

 悪者どもの道にはいるな。
 悪人たちの道を歩むな。(箴言4章14節)
 それを無視せよ。
 そこを通るな。
 それを避けて通れ。(15節)

 悲しいことですが、たしかに「悪者の道」は存在します。一人ひとりの人間は、たとえ悪人であっても血も涙もあり、ときにやさしさも見せるのです。しかし、いったん悪者の道に入ってしまうとなかなか抜け出ることができません。
 たとえば、歓楽街を思い浮かべて下さい。かならず風俗店が集まっているところがあり、その近くを通ると男達は誘惑を受けるのです。客引きと呼ばれるこの行為は、最近では条例などで禁止されていますが、法の目をかいくぐって客を引く行為は皆無にはなりません。悪は悪によって「命を繋ぐ」しかないからです。ドラッグや性売買など、悪の道には法外なもうけがあるのでしょう。その道に踏み込んでしまうと、失うのはお金だけではありません。

 彼らは悪を行なわなければ、眠ることができず、
 人をつまずかせなければ、眠りが得られない。(16節)
 彼らは不義のパンを食べ、
 暴虐の酒を飲むからだ。(17節)

 悪の道の対極にあるのは、義人の道です。神の御前に正しく歩み道です。

 義人の道は、あけぼのの光のようだ。
 いよいよ輝きを増して真昼となる。(18節)
 悪者の道は暗やみのようだ。
 彼らは何につまずくかを知らない。(19節)

★★★★★

 わが子よ。私のことばをよく聞け。
 私の言うことに耳を傾けよ。(20節)
 それをあなたの目から離さず、
 あなたの心のうちに保て。(21節)
 見いだす者には、それはいのちとなり、
 その全身を健やかにする。(22節)

 父親は繰り返し、力説します。「父の言葉を聞け」
 父は自分が神の教えを受けて、それを子に言い聞かせていると確信を持って諭しています。

 力の限り、見張って、あなたの心を見守れ。
 いのちの泉はこれからわく。(23節) 

 義人の道も悪の道も、案外見えにくいのです。時には玉虫色の道となって、甘い美しい言葉をあなたの耳にささやきかけます。
 悪の誘惑は何も若いうちだけではありません。また、風俗街だけにあるのでもありません。教養があり良い暮らしをしている善良な市民、ときには、神にしたがって生きようとする人々がいる教会にも入り込んでくるかもしれません。

 偽りを言う口をあなたから取り除き、
 曲がったことを言うくちびるを
 あなたから切り離せ。(24節)

 確かに、偽りを言う人は多いのです。(私もその一人でないとは言い切れません) サタンは、微笑を持って近づいて来て、それぞれの人にとって最も魅惑的な言葉をかけるのです。

 あなたの目は前方を見つめ、
 あなたのまぶたはあなたの前をまっすぐに見よ。(25節)
 あなたの足の道筋に心を配り、
 あなたのすべての道を堅く定めよ。(26節)
 右にも左にもそれてはならない。
 あなたの足を悪から遠ざけよ。(27節)

 悪の道に引き込もうとする力に抗う方法はただ一つだと、箴言は忠告します。
 まっすぐ前方を見つめ、また足もとがどんな道を踏みしめているか、心を配るのです。
 




お知らせ!  長い間、ブログに掲載していた聖書物語「ワシュティ」
         電子書籍として、アマゾンから発売されました。
         アマゾン書店にてご覧いただきますようご案内します。
         また、お買い求めいただければ感謝です。
         電子書籍は、Kindleリーダーのような機器がなくても、
         パソコンやスマホ、タブレットでも読むことができます。
         下のURLからアクセスできます。
         よろしくお願い申し上げます。

http://www.amazon.co.jp/dp/B019ZMY0UY?ref_=pe_2427780_160035660

                                         さとうまさこ



                                      




          
     



posted by さとうまさこ at 08:27| Comment(0) | Coffee Break | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月02日

Coffee Break箴言10 他国の女のくちびるは蜂の巣の蜜をしたたらせ、(箴言5章1節〜14節)



 親が子供の将来について心配することは、いつの時代も二つ、仕事と結婚です。仕事は収入源になり、生活を立てていくうえでの土台です。結婚は家族を築いていく基になるのです。現代の家庭で最大の問題である教育費、受験などは、すべてその子の将来の仕事に関わっているからこそ、重大なのです。結婚したくない人が増えているなどと言われますが、そのような話題が大きく取り上げられること自体、結婚の重要さを語っています。ブライダル産業は盛んですし、伝統的なお見合い制度に代って、出会いを提供しようとする「お見合い機関」もたくさんあります。

 確かな仕事に従事し、堅実な結婚生活を築いていくことは、創世記の時代から、神が望んでおられることなのです。
 逆に言えば、人間の幸せな生活が破壊される原因は、この二つのどちらか、または両方のほころびによるのです。失業や低収入、不倫や離婚は家庭を壊す原因になります。運や社会状況と密接な関係のある「仕事」の変調は仕方がない時もあります。けれども、夫婦関係は意志の力で相当かじ取りができるはずなのです。

★★★★★

 箴言5章は、結婚に危機を招く、不倫、婚外関係について警告しています。

 わが子よ。私の知恵に心を留め、
 私の英知に耳を傾けよ。(箴言5章1節)
 これは、分別を守り、
 あなたのくちびるが知識を保つためだ。(2節)
 他国の女のくちびるは蜂の巣の蜜をしたたらせ、
 その口は油よりもなめらかだ。(3節)

 他国の女とは、元来、「見知らぬ女」との意味。(新実用聖書注解・いのちのことば社)、よその女とか外国の女、売春婦、遊女(口語訳)にまで、意味を広げることができる言葉のようです。いずれにしても、ユダヤ教の価値観とは相容れない女たちです。

 父は男として男の弱点もよくわかっているのです。誘惑するために甘い言葉で言いよって来る女に、男は惑わされます。
 
 しかし、その終わりは苦よもぎのように苦く、
 もろ刃の剣のように鋭い。(4節)
 その足は死に下り、
 その歩みはよみに通じている。(5節)
 その女はいのちの道に心を配らず、
 その道筋は確かでないが、彼女はそれを知らない。(6節)

 不倫の結果は愛を結びません。そもそも結婚できるような関係ではないからです。誘惑する側は、最初から、お金だけが目的だったりします。「(お金や平安を)奪われた男」は、破滅するか、それほどではなくても、人生のパートナーに後ろ暗い秘密を抱くことになります。妻との関係は、当然ギクシャクしてきます。相手が人妻であれば、その夫から、殺される危険もあるのです。

★★★★★

 子どもらよ。今、私に聞け。
 私の言うことばから離れるな。(7節)
 あなたの道を彼女から遠ざけ、
 その家の門に近づくな。(8節)
 そうでないと、あなたの尊厳を他人に渡し、
 あなたの年を残忍な者に渡すだろう。(9節)
 そうでないと、他国人があなたの富で満たされ、
 あなたの労苦の実は見知らぬ者の家に渡るだろう。(10節)

 最初から誘惑だけが目的の女は、男にお金を運ばせます。自分の家は破たんするのに、遊女は贅沢を楽しむのです。
 やがて、彼女の求めに応じてお金を払うこともできなくなると、捨てられるのです。そのときになって、ほぞを噛んでも遅いのです。
 たぶん、彼は、家庭生活をも失っているでしょう。
 人生のその先に待っているのは孤独の中での「滅び」です。

 そして、あなたの終わりに、
 あなたの肉とからだが滅びるとき、
 あなたは嘆くだろう。(11節)
 そのとき、あなたは言おう。
 「ああ、私は訓戒を憎み、私の心は叱責を侮った。(12節)
 私は私の教師の声に聞き従わず、
 私を教える者に耳を傾けなかった。(13節)
 私は、集会、会衆のただ中で、
 ほとんど最悪の状態であった。」と。(14節)

 このような事例は、けっこうたくさんあったのでしょう。世間を知っている父は、すでに十分この教訓の価値を知っていて、それこそが「神の御心」であると、息子を訓戒しているのです。








posted by さとうまさこ at 10:25| Comment(0) | Coffee Break | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月03日

Coffee Break箴言11 あなたの若い時の妻と喜び楽しめ。(箴言5章1節〜23節)



 あなたの水ためから、水を飲め。
 豊かな水をあなたの井戸から。(箴言5章15節)
 あなたの泉を外に散らし、
 通りを水路にしてよいものか。(16節)
 それを自分だけのものにせよ。
 あなたのところにいる他国人のものにするな。(17節)

 このたとえは、わかる人にはわかるというものでしょうか。夫と妻をそれぞれ「あなたの水ため」になぞらえているのです。カップルのそれぞれは豊かな水源であり、たがいに愛し合うことでその豊かさを堪能することができるのです。それは、じつは、他からうかがい知ることができない神秘です。
 その神秘の世界を通りすがりの相手との間に作ろうとしても、通りに水を流すだけだと言っているのです。

 あなたの泉を祝福されたものとし、
 あなたの若い時の妻と喜び楽しめ。(18節)
 愛らしい雌鹿、いとしいかもしかよ。
 その乳房がいつもあなたを酔わせ、
 いつも彼女の愛に夢中になれ。(19節)

★★★★★

 どんなものが成長するのにも「時間」が必要です。神様の目からご覧になれば、「今日生えて明日は炉に投げ込まれる野の草でさえ」(マタイ6章34節)です。まして人間関係の成長には時間が必要です。

 ものごとを長く続けるうちには、苦しい場面、嫌な出来事にも遭遇しますが、それを、一人ではなく共に乗り切ったという体験は、得難いものです。しかもそれは、カップルAとカップルBでは全く違う内容だったりするのです。
 いわばせっかく選ばれて宇宙船に乗ることになった同志。しかも、神様があえて、「一人でいるのはよくない」とお造りになった男と女がいっしょになったのですから、その絆を傷つけるような不倫は、とうぜん、神の目に悪なのです。

 わが子よ。あなたはどうして他国の女に夢中になり、
 見知らぬ女の胸を抱くのか。(20節)
 人の道は主の目の前にあり、
 主はその道筋のすべてに心を配っておられる。(21節)

 その結果、人はみずから罪の縄につながれるというのです。
 罪の報酬は「死」であること(新約聖書・ローマ人への手紙6章23節)が、ここでも強調されています。

 悪者は自分の咎に捕えられ、
 自分の罪のなわにつながれる。(22節)
 彼は懲らしめがないために死に、
 その愚かさが大きいためにあやまちを犯す。(23節)








posted by さとうまさこ at 08:52| Comment(0) | Coffee Break | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月04日

Coffee Break箴言12 わが子よ。もし、あなたが隣人のために保証人となり、(箴言6章1節〜5節)



 人生の戦いは、もともと、人間が「顔に汗を流して食べ物を得」なければならなかったところから、始まっています。エデンの園では,食べ物は無限にあり、気候は温暖で裸で暮らすことができました。人間は園の管理人としての「仕事」がありましたが、それはとくに「労苦」を伴なうものではなかったようです。(創世記2章)
 楽園を追放されたとたん、人間に労苦が入ってきたのです。

 顔に汗を流して働かなければならなくなったのは、「土地はあなたのゆえにのろわれてしまった」(創世記3章17節)からです。
 人は良い土地を求め、十分に食べられる生活を求めてさまようようになってしまいました。井戸や泉を他の人と争うようになりました。少しでも、災害や不運に見舞われるとたちまち負債がつきまとい、これに追われるようになりました。持てる人は蓄え、人に利子を取って貸してさらに肥え太り、一度貧しくなった者は利子や年貢の支払いに追われるだけの生産活動に身を刷りへらすことになります。

 貸す側は狡猾になり、いろんな条件をもうけて貸し渋るのは現在でも変わらない経済ルールです。
 保証人制度もそのひとつでしょう。金の貸し借りに、保証人をつけるのは、貸す側の安全土を高くするためです。
 しかし、わが子を諭す父親は、強く言います。
 
 わが子よ。もし、あなたが
 隣人のために保証人となり、
 他国人のために誓約をし、(箴言6章1節)
 あなたの口のことばによって、
 あなたの口のことばによって、
 捕えられたなら、(2節)

 経済活動を担っている人――特に男性は、一生に一度や二度「保証人」を恃まれるのではないでしょうか。学校や会社に入る甥や姪のために保証人になるなどは、まずまず安全です。しかし、事業のお金を銀行から借りるために保証人になることは、大きなリスクを伴います。借りた当人が返せない場合、保証人が支払うことになるからです。

★★★★★

 複雑怪奇な罪の世では、愛する友、保証人になってあげても良いように見える関係や信頼にも、じつは、罠があるのです。
 苦しさのあまり、事業の発展の可能性もないのに金を借り、友人を保証人に頼む人の中には、最初から裏切る確信犯もいます。
 計画倒産を仕組んで、事業の協力者や友人から「借り倒す」者も出てきます。
 父親は、そんな世の中の厳しさ、人の苦境を見通している人です。

 わが子よ、そのときにはすぐこうして、
 自分を救い出すがよい。
 あなたは隣人の手に陥ったのだから、
 行って、伏して隣人にしつこくせがむがよい。(3節)

 しつこく何をせがむのでしょう。借金を払わず自分に迷惑をかけそうな相手に、払うように迫るのです。昔の映画などを観ると、金貸しは、布団でも鍋釜や茶碗でも取って行きます。これはもちろん、今の価値観から見ると人道的に許せない行為です。しかし、貸した側、助けた側は必死になって、相手から取り返さなければならないという一つの例ではあると思います。

 あなたの目を眠らせず、
 あなたのまぶたをまどろませず。(4節)
 かもしかが狩人の手からのがれるように、
 鳥が鳥を取る者の手からのがれるように
 自分を救い出せ。(5節)

 保証人にならないほうが良いに決まっています。しかし保証人になったために苦境に陥ったなら、猟師のワナにかかった鳥が必死に逃れるように、自分を(知恵を使って)救い出せと命じられているのです。




お知らせ!  長い間、ブログに掲載していた聖書物語「ワシュティ」
         電子書籍として、アマゾンから発売されました。
         アマゾン書店にてご覧いただきますようご案内します。
         また、お買い求めいただければ感謝です。
         電子書籍は、Kindleリーダーのような機器がなくても、
         パソコンやスマホ、タブレットでも読むことができます。
         下のURLからアクセスできます。
         よろしくお願い申し上げます。

http://www.amazon.co.jp/dp/B019ZMY0UY?ref_=pe_2427780_160035660

                                         さとうまさこ



                                      












Amazon
プライム

Amazonランキング大賞2015










Kindleストア

すべてのカテゴリー Kindleストア Amazonビデオ デジタルミュージック Android アプリ 本 洋書 ミュージック クラシック DVD TVゲーム PCソフト パソコン・周辺機器 家電&カメラ 文房具・オフィス用品 ホーム&キッチン ペット用品 ドラッグストア ビューティー 食品・飲料・お酒 ベビー&マタニティ 服&ファッション小物 シューズ&バッグ 腕時計 ジュエリー おもちゃ ホビー 楽器 スポーツ&アウトドア カー・バイク用品 DIY・工具 大型家電 クレジットカード ギフト券 産業・研究開発用品 Amazonパントリー


検索










Kindle



Paperwhite



Fire



Fire HD 8



Fire TV Stick









カバー



ケース



保護フィルム



microSDカード



充電・ケーブル



スタンド




















































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































 カテゴリー


佐藤正子さんアカウントサービス今すぐ登録プライム カート
0ほしい物リスト


マイストアギフト券タイムセールAmazonで出品ヘルプ

Amazonポイント: 0

Kindleストア Kindle を購入 アクセサリ Kindle本 コミック 雑誌 日替わりセール まとめ買い Kindle Singles Amazonランキング Kindle無料アプリ コンテンツと端末の管理 Kindleサポート


佐藤正子さんのご注文状況のお知らせ お客様は、2016/1/3にこの商品を注文しました。 注文を確認する



Kindleストア

Kindle本


Would you like to see this page in English? Click here.








¥ 361で購入

配信先: 
佐藤正子さんの Kindle for PC

購入・配信方法

PCで利用可能
































無料サンプル



冒頭部分を試し読みできます



配信先: 
佐藤正子さんの Kindle for PC

サンプルの配信方法

PCで利用可能





シェアする





















画像をクリックして拡大イメージを表示







ワシュティ: 聖書物語より(1) [Kindle版]
さとうまさこ (著)
カスタマーレビューを書きませんか?




Kindle 購入価格: ¥ 361
プライム会員: ¥ 0 (Kindle 端末上のストアから、無料でお読みいただけます)
販売: Amazon Services International, Inc.







• Amazon Whispernet 経由の無料ワイヤレス配信を含む
• 紙の本の長さ: 105ページ (推定)
• 利用可能な端末
• プライム会員の方は、Kindleオーナー ライブラリーを利用するとこの本を無料でお読みいただけます。Kindleオーナー ライブラリーは、KindleまたはFireタブレット端末からのみ利用手続きができます。






Kindle端末をお持ちのお客様へ

この本は、Kindleオーナー ライブラリーの対象タイトルです。Kindle端末をお持ちで、Amazonプライム 30日間無料体験に登録すると、無料でお楽しみいただけます。Kindleオーナー ライブラリーは、KindleまたはFireタブレット端末からのみ利用手続きができます。

Amazonプライムにご加入で、Kindle端末をお持ちのお客様は、ベストセラーやコミックを含む数千冊以上の対象タイトルの中からお好きな本を、一か月に1冊 無料でお読みいただけます。詳細はこちら



































Kindle お買い得情報メールマガジン Kindle本 お買い得情報メールマガジン
Kindle日替わりセールほか、Kindle本のお買い得情報をいち早くEメールでお知らせ!登録はこちらから







注目の特集: 冬のセール | 特典満載、プライム



内容紹介

 ときは、紀元前5世紀。アケネメス朝ペルシャの最盛期。アハシュエロス王の時代です。ペルシャの領土は、東はインド・インダス河から西は小アジア、アラビア、エジプトに至るまで広がり、百二十七の州を支配する、文字通り世界初の大帝国でした。

 ワシュティは、ペルシャ人の裕福な商人の家に生まれました。天性の美貌と愛らしさで評判の娘でした。両親や兄たちに愛され、幼馴染のいいなずけアサとの結婚を夢見ているワシュティの生活は、しあわせそのものでした。
 そんなワシュティの身の上に、思いがけない出来事が降りかかるのです。
 ある日、大ペルシャ帝国の王アハシュエロスに見初められてしまったのです。
 多くの人がうらやむような「玉の輿」ですが、ワシュティは悲嘆にくれます。いいなずけアサを、深く愛していたからです。
 アサは、ペルシャ領内に広く散って暮らしていたユダヤ人の息子でした。古代ユダヤ王国は、かつては信仰に燃え、ダビデやソロモン王を戴く強い国でしたが、紀元前6世紀の前半には完全に国が崩壊してしまいます。国民は捕囚に連れ去られ、ばらばらになっていました。奴隷のような生活から抜けられないものが多い中で、アサの両親は、まずますの成功者でした。

 ワシュティが王宮に連れ去られたことは、アサとその家族にとっても大事件でした。しかし、大ペルシャ王国の王が相手では、どうしようもありません。

 ワシュティは、王宮で王妃になるためのさまざまな教育を受け、あらゆる贅沢で磨かれます。匂い立つように美しくなった14歳の日に、ワシュティはアハシュエロスに召されます。
 日の下にあるもので、手に入らないものはないペルシャ王にとっても、ワシュティは最大の自慢でした。
 ある時、各地の首長を集めた大宴会が催されます。酒に酔って上機嫌のアハシュエロス王は、自慢の王妃を客人たちに披露したくなり、ワシュティに男ばかりの宴会場に出てくるよう命じます。
 ワシュティは、王の召しを断るのです。アハシュエロスや王宮に、うんざりしていたワシュティの、せめてもの抵抗でした。
 客の前で恥をかかされた王は、烈火のごとく怒りました。その日のうちに、重臣が集められ、王の意向を受けて、ワシュティは廃位、追放と処分が決まりました。

 無理やり王宮に連れてこられたワシュティは、また、一方的に王宮から追い出されたのです。
 故郷に帰ってきたワシュティは、実家の奥深く、隠れ住んでいました。いいなずけだったアサが逢いにやってきました。なんと、アサはワシュティを忘れられずに、待ち続けていたのです。「私は汚された身だから!」としり込みするワシュティに、アサは「結婚しよう」とプロポーズをします。

 ワシュティとアサの結婚生活は、平凡ながら幸せな日々でした。二人の子どもにもめぐまれました。ところが、とつぜん恐ろしい事件が持ち上がります。

 「ペルシャ領内にいるユダヤ人は、すべて殺してもよい。その財産も奪ってよい」とペルシャ王の命令が出たのです。ユダヤ人を快く思わない家臣ハマンの悪だくみでした。
 アサはユダヤ人です。その法令が発効する日には、アサもその妻であるワシュティも殺されてしまいます。ユダヤ人たちは何とかしなければならないと、みんなで集まっていろいろ相談しますが、良い案がありません。
 
 都スサで王宮に勤務しているモルデカイという人は、ユダヤ人の間で人望がありました。そのうえ、モルデカイの養女エステルは、ワシュティが退位した後に、召されて王妃になっていました。
 モルデカイがエステル王妃を動かし、王妃が王に頼んで、法令を無効にしてくれないものかと、ユダヤ人たちは考えたのです。
 一度発布された法令を撤回してもらうのは、簡単ではありません。ペルシャのような大帝国では、王妃といえども王からお召がなければ面会をすることもできないのです。
 王国の厳格な制度を無視して、「直訴」をすることは命がけでした。

 それでも、全ユダヤ人を救うために、モルデカイはエステルに厳しく王への嘆願を迫ります。エステルは、死ぬ覚悟を決めて、王の前に出て行くのです。
 エステルの行動には、すべてのユダヤ人のいのちと運命がかかっていました。祈りと断食が、彼女のためにささげられました。
 神がアハシュエロスの心を動かしました。法令は無効になり、知らせの早馬がワシュティたちの町にもやってきました。

 抱き合って喜ぶワシュティとアサ、ふたりの子供たち、町の人たち。喜び叫びユダヤ人の声は、ペルシャ領内に満ち溢れました。
 ワシュティは思うのです。自分が退位したことは、やがてくるユダヤ人の危機に備えて、神がエステルを用いられるためだったのだ。自分にはエステルのような働きはできなかった・・・。
 廃位となった美しい王妃ワシュティ。その生い立ちやアサとの生涯は、作者のフィクションです。ですが、ユダヤ人絶滅の陰謀は、旧約聖書エステル記に記されています。イスラエルでは、いまもこの事績を、プリムの祭りとして祝っています。
 





posted by さとうまさこ at 10:45| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月05日

Coffee Break箴言13 なまけ者よ。蟻のところへ行き、そのやり方を見て、知恵を得よ。(箴言6章6節〜19節)



 つぎは、怠惰に対する警告です。
 悪い女に近づかず、人の借金の保証人になるというような「危ない」ことに近づかないとしても、肝心の自分の仕事を一所懸命やらなければ、話になりません。
 顔に汗を流して働くというのは、人間に課せられた運命、人間が選び取ったとも言える状態です。(創世記3章19節)
 父親は、これを蟻の勤勉になぞらえて諭しています。

 なまけ者よ。蟻のところへ行き、
 そのやり方を見て、知恵を得よ。(箴言6章6節)
 蟻には首領もつかさも支配者もいないが、(7節)
 夏のうちに食物を確保し、
 刈り入れ時に食糧を集める。(8節) 
 なまけ者よ。いつまで寝ているのか。
 いつ目をさまして起きるのか。(9節)
 しばらく眠り、しばらくまどろみ、
 しばらく手をこまねいて、また休む。(10節)
 だから、あなたの貧しさは浮浪者のように、
 あなたの乏しさは横着者のようにやって来る。(11節)

 蟻が勤勉なライフスタイルの例とされる話は、例えば「アリとキリギリス」などにもあります。じっさいには、蟻の社会はけっこう分業が進んでいて、何もしていないように見える蟻が10パーセントくらいいるそうです。でも、その10パーセントを取り除いて勤勉な蟻ばかりにしても、やっぱり10パーセントくらいの蟻は何もしなくなるそうです。そこで、彼らにも何か集団の中で必要があるのだろうと言われています。

 問題は、人間です。
 朝寝は、たしかにひと昔前まで怠け者のライフスタイルでした。農業や牧畜が主体の生産体制では、朝寝は致命的な悪い癖です。生き物や天候が相手の仕事では、自分の都合で休むことなどできません。ちょっと座ってお茶にしたくても、体の具合が悪くて熱があっても、頑張って仕事をしたものです。勤勉であって初めて成り立つ生活ですから、怠けていては、貧しくなるのは当然です。

 旧約聖書の時代にも、このような怠け者の子どもは親の頭痛の種だったのでしょうか。

★★★★★

 なによりの問題は、「心がけ」です。
 たとえ仕事はそこそここなし堅実に生活を立てているように見える者であっても、心がねじまがっていては何もなりません。
 見た目は学歴もあり、立派な生活をしていたりするのに、陰口、陰謀が好きで、争いの火種を撒いて歩く人は、今でもいます。

 人と人を争わせて喜ぶ心は、サタンから来るのです。しかし、悪を計る人は、サタンに動かされているとも気が付いていません。

 よこしまな者や不法の者は、
 曲がったことを言って歩き回り、(12節)
 目くばせをし、足で合図し、指でさし、(13節)

 目配せ、足で合図、指差し、これらに快感を覚えていてやめられなくなっているのです。

 そのねじれた心は、いつも悪を計り、
 争いをまき散らす。(14節)
 それゆえ、災害は突然やって来て、
 彼はたちまち滅ぼされ、いやされることはない。(15節)

 サタンのそそのかし――悪を計る心を、主が忌み嫌われないはずがありません。

 主の憎むものが六つある。
 いや、主ご自身の忌みきらうものが七つある。(16節)
 高ぶる目、偽りの舌、
 罪のない者の血を流す手、(17節)
 邪悪な計画を細工する心、
 悪へ走るに速い足、(18節)
 まやかしを吹聴する偽りの証人、
 兄弟の間に争いをひき起こす者。(19節)

 他人事ではありません。これらの悪は、善良な人にもいつなんどき、入りこんでくるかわからないことです。ほんとうに自戒したい七つです。







posted by さとうまさこ at 09:17| Comment(0) | Coffee Break | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする