2016年03月31日

Coffee Break箴言・97  女を制する者は、風を制し、右手に油をつかむことができる。(箴言27章9節〜16節)



 香油と香料は心を喜ばせ、
 友の慰めはたましいを力づける。(箴言27章9節)
 あなたの友、あなたの父の友を捨てるな。
 あなたが災難に会うとき、兄弟の家に行くな。
 近くにいる隣人は、遠くにいる兄弟にまさる。(10節)

 ことわざにもあります。「遠くの親戚より近くの他人」。
 親族は生まれながらに血を分けたつながりですから、とても近い気がするのです。しかし、実際には、私たちは親の巣から離れて出て行き、新たな住まいを見つけるのです。一生小さな集落から一歩も出ない生き方はべつですが、ふつうは、見知らぬ他人と信頼関係を結んで生きていきます。新しく築いた人間関係が現実なのです。「近くにいる隣人」こそ、頼りになるのは当然です。
 
 わが子よ。知恵を得よ。私の心を喜ばせよ。
 そうすれば、私をそしる者に、
 私は言い返すことができよう(11節)

 親の自信は、育て上げた子どもによって裏打ちされるということでしょう。

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 利口な者はわざわいを見て、これを避け、
 わきまえのない者は進んで行って、罰を受ける。(12節)

 「人のふり見て我がふり直せ」と、ことわざにもあります。先頭を行く者の落ちた穴は、避けて通るのが知恵です。

 他国人の保証人となるときは、その者の着物を取れ。
 見知らぬ女のためにも、着物を抵当に取れ。(13節)
 朝早くから、大声で友人を祝福すると、
 かえってのろいとみなされる。(14節)

 それにしても、連帯保証人になることや、金を貸すことへの戒めが繰り返されますね。(箴言6章1節〜5節)
 保証人になって財産を失う危険は、今日にも通じます。ずいぶん前に私が治療を受けていた歯科の先生は、大変ご高齢でした。腕もお人柄も良くて患者としては大歓迎でしたが、輝かしい経歴からすれば、もう楽隠居できる方なのに、どうして歯科医院のやとわれ医師として働いておられのかと感じることもありました。
 先生が健康を害していよいよお辞めになる頃、ぽつりと言われました。「私は連帯保証人になったために、住まいも売って、年金のほとんども支払いに充てているんですよ。」

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 長雨の日にしたたり続ける雨漏りは、
 争い好きな女に似ている。(15節)
 その女を制する者は、風を制し、
 右手に油をつかむことができる。(16節)

 男の立場からすれば、女はなかなか御しがたいものかもしれませんね。「争い好きの女」は、25章24節にも出てきます。この争いはだれが相手なのでしょう。夫婦げんかでしょうか。それとも、近所や親戚の誰彼でしょうか。
 確かに、アブラハムもサラに責められている個所があり(創世記16章)、イサクは妻リベカに騙されるわけです(創世記27節)。ヤコブほど強い人でも、姉妹二人を同時に妻にしたために(ヤコブが望んだことではありませんが)、いろいろな辛苦に見舞われています(創世記30章1節〜3節)

 しかし、女を制するのは「風を制し、右手に油をつかむ」というのです。
 男たるものの力量が試される局面だと励まされています。






 

posted by さとうまさこ at 08:54| Comment(0) | Coffee Break | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする