2016年08月25日

エレミヤ書74 ああ。わたしの牧場の群れを滅ぼし散らす牧者たち――国の崩壊を見る王たち6(エレミヤ書23章1節〜8節)



 「ああ。わたしの牧場の群れを滅ぼし散らす牧者たち。――主の御告げ――」(エレミヤ書23章1節)
 それゆえ、イスラエルの神、主は、この民を牧する牧者たちについて、こう仰せられる。「あなたがたは、わたしの群れを散らし、これを追い散らして顧みなかった。見よ。わたしは、あなたがたの悪い行ないを罰する。――主の御告げ――(2節)


 聖書では牧者ということばは、指導者を指しています。民をひつじに見立て、民を統べる王を牧者と言うのです。新約聖書では、ふつう羊飼いと訳されているとのことです。(新聖書辞典) 
 ここで「牧者」が、国の滅びを招いた王たちを指しているのは明らかです。エホアハズ、エホヤキム、エホヤキン、最後の王ゼデキヤまでが、神の怒りの対象です。最後の三人の王たちは、多くの民とともに、捕囚になったのでした。悲劇は、良い牧者を戴かなかったばかりに、バビロンに連れ去られた民です。

 しかし、わたしは、わたしの群れの残りの者を、わたしが追い散らしたすべての国から集め、もとの牧場に帰らせる。彼らは多くの子を生んでふえよう。(3節)

 この預言は実現します。エズラやネヘミヤが帰還して来て、神殿を再建するのです。

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 わたしは彼らの上に牧者たちを立て、彼らを牧させる。彼らは二度と恐れることなく、おののくことなく、失われることもない。――主の御告げ――(4節)
  見よ。その日が来る。
  ――主の御告げ――
  その日、わたしは、
  ダビデに一つの正しい若枝を起こす。
  彼は王となって治め、栄えて、
  この国に公義と正義を行なう。(5節)
  その日、ユダは救われ、
  イスラエルは安らかに住む。
  その王の名は、
  『主は私たちの正義。』と呼ばれよう。(6節)

 これは、キリストを指しているのは明らかですね。ダビデに一つの正しい若枝――これは、イザヤの預言にもある言葉です。

  その日、主の若枝は、麗しく、栄光に輝き、
  地の実は、イスラエルののがれた者の
  威光と飾りになる。(イザヤ書4章2節)

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 それゆえ、見よ、このような日が来る。――主の御告げ――その日には、彼らは、『イスラエルの子らをエジプトの国から上らせた主は生きておられる。』とはもう言わないで、(エレミヤ書23章7節)


 イスラエルの民は、自分たちの主を思うときいつも、「エジプトの国からのぼらせた主」と呼んで、そのイスラエルへの愛と、全能の御力を確信したのです。しかし、捕囚後は、いつか民は言うようになるのです。

 『イスラエルの家のすえを北の国や、彼らの散らされたすべての地方から上らせた主は生きておられる。』と言って、自分たちの土地に住むようになる。」(8節)







posted by さとうまさこ at 10:06| Comment(0) | Coffee Break | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする