2016年09月29日

エレミヤ書108 神のことばを焼く王(エレミヤ書36章20節〜26節)




 エレミヤの預言は、書記バルクによって巻物に口述筆記されました。エレミヤはバルクに巻物を主の宮で、民に読んで聞かせるように命じました。その時、エレミヤの預言を聞いた主の宮の書記シャファンの子ゲマルヤの子ミカヤは、すべての首長たちにその言葉を取り次ぎました。その内容に驚いた首長たちは、直接バルクから巻物の内容を聞きたがったので、バルクは首長たちに読んで聞かせたのです。(エレミヤ書36章2節〜15節)
 それは、政治的に極めて重大な預言であったので、首長たちは驚いて,それを王に告げました。同時に、バルクには、「エレミヤといっしょに身を隠しなさい」と、アドバイスをするのです。
 それが、次の箇所です。

 彼らは巻き物を書記エリシャマの部屋に置き、庭の王のところに行ってこのすべての事を王に報告した。(エレミヤ書36章20節)
 王はエフディに、その巻き物を取りに行かせたので、彼はそれを書記エリシャマの部屋から取って来た。エフディはそれを、王と王のかたわらに立つすべての首長たちに読んで聞かせた。(21節)

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 王の部屋の場面は、きわめて具体的で、場面が見えるようです。第九の月とは、今の暦では、現代の十一月半ばから十二月半ばです。日当たりのよい暖炉の設備がある部屋が「冬用に」備えられていたのでしょう。

 第九の月であったので、王は冬の家の座に着いていた。彼の前には暖炉の火が燃えていた。(22節)
エフディが三、四段を読むごとに、王は書記の小刀でそれを裂いては、暖炉の火に投げ入れ、ついに、暖炉の火で巻き物全部を焼き尽くした。(23節)

 神のことばを記した預言書が、読まれるごとに切り裂かれ、暖炉にくべられていきます。これは、神を恐れる者からすれば、恐ろしい場面です。

 王も、彼のすべての家来たちも、これらのすべてのことばを聞きながら、恐れようともせず、衣を裂こうともしなかった。(24節)
 エルナタンとデラヤとゲマルヤは、巻き物を焼かないように、王に願ったが、王は聞き入れなかった。(25節)

 エルナタン、デラヤ、ゲマルヤは、王宮の初期の部屋で最初に巻物を読み聞かされた首長たちです。彼らは、巻物が焼かれるのを恐れをもって見ていたのですが、王や王の家来たちが、恐れようともせず、衣を裂こうともしなかったのです。 
 そればかりか、王は、王子に、バルクとエレミヤを捕えるように命じるのです。しかし、王は二人を捕えることはできませんでした。

 王は、王子エラフメエルと、アズリエルの子セラヤと、アブデエルの子シェレムヤに、書記バルクと預言者エレミヤを捕えるよう命じたが、主はふたりを隠された。(26節)







posted by さとうまさこ at 04:00| Comment(0) | Coffee Break | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする