2016年11月04日

エレミヤ書144 バビロンに対する預言(エレミヤ50章1節〜16節)




 主が預言者エレミヤを通して、バビロンについて、すなわちカルデヤ人の国について語られたみことば。(エレミヤ書50章1節)
  諸国の民の間に告げ、旗を掲げて知らせよ。
  隠さずに言え。
  『バビロンは捕えられた。
  ベルははずかしめられ、
  メロダクは砕かれた。
  その像ははずかしめられ、
  その偶像は砕かれた。』(2節)

 エレミヤの預言は、ついに、バビロンへの審判となります。ベルやメロダクは、バビロンの神の名前です。
 もちろん、バビロンは滅亡するのです。
 諸国の民についてのエレミヤの預言は、エジプトに始まり、ペリシテ、モアブ、アモン、エドム、ダマスコ、ケダルとハツォル、エラム、とユダの周辺国はことごとく、バビロンによって打たれるのです。バビロンを用いた神の罰でした。
 ところが、エジプトからエラムに至る広い地域を嵐のように席巻したバビロンは、やがて、罰せられる側になるのです。

 なぜなら、北から一つの国がここに攻め上り、この地を荒れ果てさせたからだ。ここには住む者もない。人間から家畜に至るまで逃げ去った。(3節)
  その日、その時、――主の御告げ――

 北からバビロンを攻めてきたのは、メディヤ帝国とペルシャの連合軍でした。かつてメディヤと連合してアッシリヤの首都ニネベを陥落させたバビロンは、539年無血開城をしてクロスの前に下ってしまいます。

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 イスラエルの民もユダの民も共に来て、泣きながら歩み、その神、主を、尋ね求める。(4節)
 彼らはシオンを求め、その道に顔を向けて、『来たれ。忘れられることのないとこしえの契約によって、主に連なろう。』と言う。(5節)
 わたしの民は、迷った羊の群れであった。その牧者が彼らを迷わせ、山々へ連れ去った。彼らは山から丘へと行き巡って、休み場も忘れてしまった。(6節)
 彼らを見つける者はみな彼らを食らい、敵は『私たちには罪がない。彼らが、正しい牧場である主、彼らの先祖の望みであった主に、罪を犯したためだ。』と言った。(7節)

 歴史のある主要な国々が滅ぼされ、大国バビロンやメディヤが打たれ、クロス王の前に、中東が再編成されていく時代、ユダの民は、国を失い、捕囚の辛酸を味わいます。
 その惨めな労苦に、敵でさえ、「彼等の主に罪を犯したためだ」と、ユダやイスラエルを笑うのです、。

  バビロンの中から逃げ、カルデヤ人の国から出よ。
  群れの先頭に立つやぎのようになれ。(8節)
  見よ。わたしが、大国の集団を奮い立たせて、
  北の地からバビロンに攻め上らせる。
  彼らはこれに向かって陣ぞなえをし、
  これを攻め取る。
  彼らの矢は、練達の勇士の矢のようで、
  むなしくは帰らない。(9節)
  カルデヤは略奪され、
  これを略奪する者はみな満ち足りる。
  ――主の御告げ――(10節)

 この時代の激しい流れは、たんなる歴史が語られているのではありません。エレミヤは預言をしており、神がエレミヤの口にことばを授けられて、「神の御計画」を改めて告げ知らせておられるのです。

  わたしの相続地を略奪する者たち。
  あなたがたは楽しみ、こおどりして喜び、
  穀物を打つ雌の子牛のようにはしゃぎ、
  荒馬のようにいなないても、(11節)
  あなたがたの母はいたく恥を見、
  あなたがたを産んだ者ははずかしめを受けた。
  見よ。彼女は国々のうちの最後の者、
  荒野となり、砂漠と荒れた地となる。(12節)
  主の怒りによって、そこに住む者はなく、
  ことごとく廃墟と化する。
 バビロンのあたりを通り過ぎる者はみな、色を失い、そのすべての打ち傷を見てあざける。(13節)
すべて弓を張る者よ。
  バビロンの回りに陣ぞなえをし、これを射よ。
  矢を惜しむな。
  彼女は主に罪を犯したのだから。(14節)
  その回りに、ときの声をあげよ。
  彼女は降伏した。
  その柱は倒れ、その城壁はこわれた。
  これこそ主の復讐だ。
  彼女に復讐せよ。
  彼女がしたとおりに、これにせよ。(15節)
  種を蒔く者や、刈り入れの時にかまを取る者を、
  バビロンから切り取れ。
  しいたげる者の剣を避けて、
  人はおのおの自分の民に帰り、
  自分の国へ逃げて行く。」(16節)

 主に罪を犯したのは、イスラエルだけではありません。バビロンも、異教徒であっても、その罪によって、主から裁かれています。

 私たちはただ、状況がどのような激動の中にあっても、主を見あげてその御声を聞き続けなければいけないのだと、改めて思わされます。










posted by さとうまさこ at 04:00| Comment(0) | Coffee Break | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする