2017年01月17日

エゼキエル書47 神が契りを結んでくださった日(エゼキエル書16章7節〜14節)




 わたしはあなたを野原の新芽のように育て上げた。あなたは成長して、大きくなり、十分に円熟して、乳房はふくらみ、髪も伸びた。しかし、あなたはまる裸であった。(エゼキエル書16章7節)

 この章全体が、神によって拾い上げられ、養われていくイスラエル民族の歴史を語っています。一人の遊牧民に過ぎなかったアブラハムの子孫が、「空の星のように増える」という約束は、やがて実現するのです。ヤコブの一族70人でエジプトに移り住んで400年、彼らは、60万人の民となってエジプトを脱出しました。
 大きくなり、充分円熟して、乳房はふくらみ、髪が伸びた美しい乙女になったのです。ただ、彼女は、まだ、裸でした。つまりは、保護者のいない独り身の乙女だったのです。

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 わたしがあなたのそばを通りかかってあなたを見ると、ちょうど、あなたの年ごろは恋をする時期になっていた。わたしは衣のすそをあなたの上に広げ、あなたの裸をおおい、わたしはあなたに誓って、あなたと契りを結んだ。――神であせる主の御告げ――そして、あなたはわたしのものとなった。(8節)

 神様とイスラエルとの関係は、しばしば結婚に譬えられています。しっかりした後ろ盾になれる男の保護を必要とする美しい乙女の結婚です。

 結婚関係が、契約であり、その契約は、たんに書類上または言葉の上ではなく、じっさいに「契り」を結ぶことで始まるのはだれでもわかっています。契りは、人間なら性的関係――一番奥深いところまで許しあう関係です。
 性的関係は本来、互いに互いを「所有した」と言える「きずな」です。
 神様は、ですから、イスラエルに民に「わたしのものになった」と仰せです。
 これは、じっさいには、シナイ契約のことです。

 それでわたしはあなたを水で洗い、あなたの血を洗い落とし、あなたに油を塗った。(9節)
 わたしはまた、あや織りの着物をあなたに着せ、じゅごんの皮のはきものをはかせ、亜麻布をかぶらせ、絹の着物を着せた。(10節)
 それから、わたしは飾り物であなたを飾り、腕には腕輪をはめ、首には首飾りをかけ、(11節) 
 鼻には鼻輪、両耳には耳輪をつけ、頭には輝かしい冠をかぶせた。(12節)

 契約関係に入ってからの、神・主が、イスラエルのためにして下さったことはとても数えきれません。マナやウズラ、砂漠の岩から流れ出る水――本来、自然現象ではあり得ない「めぐみ」を、神様はイスラエル民族には、「特例として」お与えになったのです。
 モーセには、逐一、顔を合わせられて必要な「指示」をお与えになり、モーセに従えない民は必要に応じて「取り除いて」くださいました。

 なんと、異教の占い師バラムにさえ働いて、モアブがイスラエルを呪うのを中止させられたのです。
 ヨルダン川を堰き止め、カナンにいた王たちをことごとく敗北させられました。およそ、神・主の後押し失くして、イスラエルは、カナンに進攻、定住することなど不可能でした。

 やがてイスラエルは周辺にその名を知られ、恐れられるダビデの王国を築くのです。

 こうして、あなたは金や銀で飾られ、あなたは亜麻布や絹やあや織り物を着て、上等の小麦粉や蜜や油を食べた。こうして、あなたは非常に美しくなり、栄えて、女王の位についた。(13節)
 その美しさのために、あなたの名は諸国の民の間に広まった。それは、わたしがあなたにまとわせたわたしの飾り物が完全であったからだ。――神である主の御告げ――(14節)








posted by さとうまさこ at 09:51| Comment(0) | Coffee Break | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする