2017年01月23日

エゼキエル書53 大国のカサの下で(エゼキエル書17章1節〜6節)



 次のような主のことばが私にあった。(エゼキエル書17章1節)
 「人の子よ。イスラエルの家になぞをかけ、たとえを語り、(2節)
 神である主はこう仰せられると言え。長い羽、色とりどりの豊かな羽毛の大鷲が、レバノンに飛んで来て、杉のこずえを取り、(3節)


 この章は、主が仰せのとおり、たとえで語られています。何の予備知識もなく読むと、ほんとうに「なぞ」です。そこで、知識の乏しいさとうは、註解書のお世話になります。
 3節の、大鷲はバビロンの王ネブカデネザルを指す。〈大きな翼、長い羽〉は、その軍事的政治的な勢力が強大で広範に及んでいることを示し、〈色とりどりの豊かな羽毛〉は、その王国が色々な民族から成っていることを示すと考えられる。(新実用聖書注解・いのちのことば社)
 また、レバノンはレバノン杉の産地であったことから、バビロンは個々から大量の木を伐り出しました。自国に良い木材の産地がなかったからです。このことからこれがユダ王国に譬えられているのです。つまり、バビロンはユダ王国から多大の利益を得ていたのです。

 たしかに、バビロンはエルサレムを攻略したとき、贅を傾けて建築されたエルサレム宮殿の宝物と有能な多くの人材を、ごっそりとさらっていったのです。

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 その若枝の先を摘み取り、それを商業の地へ運び、商人の町に置いた。(4節)

 この〈若枝〉はエホヤキンのことです。(同注解書)、
 バビロンはエホヤキンをその母、家来たち、高官たち、宦官たちといっしょにバビロンに捕囚として連れ去ったのです。(U列王記24章12節) バビロンは商業で栄えた都市だったのですから、文字通り商人の町に置かれたのです。

 ついで、その地の種も取って来て、肥えた土地に植え、豊かな水のそばに、柳のように植えた。(5節)
 
 この〈種〉は、エホヤキンの次の王ゼデキヤです。(同注解書)
 バビロンの支配下に入ったことは、ユダ王国にとって不幸な出来事です。けれども、主は、それは「肥えた地」「豊かな水のそば」に移されることだったと仰せです。
 歴史書を見ますと、バビロンは、エホヤキンを連れ去った後に、エホヤキンのおじゼデキヤを立て、ユダ王国を存続させたのです。大国のカサの下で、その時、一時的な平和と繁栄があったようです。

 それは生長し、たけは低いが、よくはびこるぶどうの木となった。その枝は鷲のほうに向き、その根は鷲の下に張り、こうして、ぶどうの木となって、枝を伸ばし、若枝を出した。(6節)

 せっかくの繁栄でしたがゼデキヤ王は、バビロンの圧力をよしとは出来なかったようです。ユダ王国が、もう一つの大国との間にあったこともその理由でした。






posted by さとうまさこ at 10:17| Comment(0) | Coffee Break | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする