2017年01月31日

エゼキエル書60 ユダ王国の崩壊を嘆く(エゼキエル書19章9節〜14節)



  彼らはそれを鉤にかけておりに入れ、
  バビロンの王のもとに引いて行った。
  彼らはそれをとりでに閉じ込め、
  二度とその声が
  イスラエルの山々に聞こえないようにした。(エゼキエル書19章9節)


 ユダ王国最後の王ゼデキヤはバビロン軍に捕らえられ、捕獲され鉤をかけて引かれる獣のようにバビロンに連行されました。
 足かけ三年にわたる籠城で、エルサレムは食物がなくなり、内部から崩壊したのです。
 U列王記には次のように記されています。

 第四の月の九日、町に中では、ききんがひどくなり、民衆に食物がなくなった。
 その時、町が破られ、戦士たちはみな夜のうちに、王の園のほとりにある二重の城壁の間の門の道から町に出た。カルデヤ人が町を包囲していたので、王はアラバへの道を行った。
 カルデヤの軍勢が王のあとを追い、エリコの草原で彼に追いついたとき、王の軍隊はみな王から離れて散ってしまった。
 そこでカルデヤ人は王を捕え、リブラにいるバビロンの王のところへ彼を連れ上り、彼に宣告を下した。
 彼らはゼデキヤの子らを彼の前で虐殺した。王はゼデキヤの目をつぶし、彼を青銅の足かせにつないで、バビロンへ連れて行った。(U列王記25章3節〜7節)

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  あなたの母は、まさしく、
  水のほとりに植えられた
  ぶどうの木のようだった。
  水が豊かなために実りが良く、枝も茂った。(エゼキエル書19章10節)
  その強い枝は王の杖となり、
  そのたけは茂みの中できわだって高く、
  多くの小枝をつけてきわだって見えた。(11節)

 ここでの「母」は、ユダ王国です。たしかにユダ王国は目を瞠るような繁栄を謳歌した時期があったのです。茂みはパレスチナ全体の国々を表わしているということです。モアブやペリシテやアモンやアラムに囲まれていて、それらの国々の中でもユダはひときわ際立っていたのです。

 しかし、それは憤りのうちに引き抜かれ、
  地に投げ捨てられ、
  東風はその実を枯らし、
  その強い枝も折られて枯れ、
  火に焼き尽くされた。(12節)

 東風は、砂漠から吹き付けて来る風で熱風だったのです。その厳しい気象とバビロンの侵攻を掛けています。

  今や、それは、荒野と砂漠と、
  潤いのない地に移し植えられ、(13節)
  火がその枝から出て、
  その若枝と実を焼き尽くした。
  もう、それには
  王の杖となる強い枝がなくなった。」
  これは悲しみの歌、哀歌となった。(14節)

 ゼデキヤがバビロンに連行されて、ユダ王国が崩壊しました。エホアハズがエジプトに引かれていった後でも、なんとか命脈を保っていたユダ王国も,ここで完全に壊滅してしまうのです。
 ネブカデネザルはゼデキヤのあとに総督を任命してミツバに置きましたが、民は彼に従わず、ユダ王国は分解してしまうのです。(U列王記25章22節〜25節)







posted by さとうまさこ at 08:48| Comment(0) | Coffee Break | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする