2017年04月05日

エゼキエル書122 エドムへのさばきの宣告――わたしがおまえの町々を廃墟にし、おまえを荒れ果てさせるとき、おまえは、わたしが主であることを知ろう。 (エゼキエル書35章1節~15節)




 次のような主のことばが私にあった。(エゼキエル書35章1節)
「人の子よ。顔をセイルの山に向け、これについて預言して、(2節)
 言え。
  神である主はこう仰せられる。
  セイルの山よ。
  わたしはおまえに立ち向かい、
  おまえにわたしは手を伸ばし、
  おまえを荒れ果てさせ、荒廃した地とする。(3節)
  わたしがおまえの町々を廃墟にし、
  おまえを荒れ果てさせるとき、
  おまえは、わたしが主であることを知ろう。(4節)
  おまえはいつまでも敵意を抱き、イスラエル人が災難に会うとき、彼らの最後の刑罰の時、彼らを剣に渡した。(5節)
 それゆえ、――わたしは生きている。神である主の御告げ――わたしは必ずおまえを血に渡す。血はおまえを追う。おまえは血を憎んだが、血はおまえを追いかける。
 わたしはセイルの山を荒れ果てさせ、廃墟とし、そこを行き来する者を断ち滅ぼす。(7節)
 わたしはその山々を死体で満たし、剣で刺し殺された者たちがおまえの丘や谷や、すべての谷川に倒れる。(8節)
 わたしはおまえを永遠に荒れ果てさせる。おまえの町々は回復しない。おまえたちは、わたしが主であることを知ろう。(9節)

 イスラエルの回復の予兆を示して下さった神は、同時にセイルへのさばきを示しておられます。とても厳しいさばきです。「血に渡す」というのは、滅亡、それも剣による滅びを意味しているのです。逃げても、神の剣は追って来るのです。その結果、山々や丘や谷は死体にあふれ、永遠に荒れ果て、もう、セイル(エドム)は回復不能になるのです。

★★★★★

 どうして、ここで、セイルへのさばきなのでしょう。
 イスラエル(神の選びの民)の回復に、セイルへのさばきは、絶対に必要な神のわざであったのでしょうか。仮にもエドムはアブラハムの直系の孫の一人ではないか。たしかに、ヤコブに騙された形で家督を奪われた時、エドムはヤコブを恨み、「必ず殺してやる」と言いました。けれども、20数年後エドムを通ってカナンに戻るヤコブに、エサウは寛大でやさしい兄として現れたのではなかったか、と思うのです。

 エサウとヤコブは、たしかに和解をしたわけではなく、何百年も過ぎるうちに二つの民族は対立関係になっていたわけです。イスラエル民族が、エジプトからカナンに上るとき、彼らの通行を阻んだのをはじめとして、いろいろの邪魔立てをし続けたわけですから、神は、その行いを責めておられるのかもしれません。

★★★★★

  おまえは、『これら二つの民、二つの国は、われわれのものだ。われわれはそれを占領しよう。』と言ったが、そこに主がおられた。(10節)
 それゆえ、――わたしは生きている。神である主の御告げ――おまえが彼らを憎んだのと同じほどの怒りとねたみで、わたしはおまえを必ず罰し、わたしがおまえをさばくとき、わたし自身を現わそう。(11節)
 おまえはイスラエルの山々に向かって、『これは荒れ果てて、われわれのえじきとなる。』と言って、侮辱したが、主であるわたしがこれをみな聞いたことを、おまえは知るようになる。(12節)

 エドムが言った「二つの民、二つの国」とは、北王国イスラエルと南王国ユダのことです。神の選びの民が分裂し、神の国が多くの試練の中にあるとき、実際、エドムはイスラエル民族を滅ぼそうと何度も画策したのです。聖書には、二つの国の間で起った戦いが、たくさんの戦いが記録されています、 その後のエドム史は、イスラエルよりも弱くなり、けれどもイスラエルに敵対する歴史でありました。(Tサムエル記14章)(Uサムエル記8章)(T列王記16章〜)(U列王記3章)(U列王記8章)(U列王記14章)(U歴代誌28章)

 おまえたちは、わたしに向かって高慢なことばを吐いたが、わたしはそれを聞いている。(13節)
 神である主はこう仰せられる。わたしはおまえを荒れ果てさせて、全土を喜ばせよう。(14節)
 おまえは、イスラエルの家の相続地が荒れ果てたのを喜んだが、わたしはおまえに同じようにしよう。セイルの山よ。おまえは荒れ果て、エドム全体もそうなる。人々は、わたしが主であることを知ろう。(15節)

 長年にわたって敵対してきたこの近親憎悪の国を滅ぼすことが、イスラエルの回復に不可欠だったのでしょう。このようになって、初めて人々は(イスラエルはもちろん、まわりの国々も)「わたしが(イスラエルの)主であることを知ろう」と。仰せなのです。





posted by さとうまさこ at 10:29| Comment(0) | Coffee Break | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする