2017年05月05日

エゼキエル書148 ささげ物の規定(エゼキエル書43章15節〜27節)



 祭壇の炉は高さ四キュビトであり、祭壇の炉から上のほうへ四本の角が出ていた。(エゼキエル書43章15節)
 祭壇の炉は長さ十二キュビト、幅十二キュビトの正方形である。(16節)
 その台座は長さ十四キュビト、幅十四キュビトの正方形で、その回りのみぞは半キュビト、その縁は一キュビトであり、その階段は東に面している。」(17節)

 聖書において、祭壇は、箱舟から出てきたノアが、「主のために祭壇を築き・・・祭壇の上で全焼のいけにえをささげた。」のが最初の記述です。(創世記8章20節)
 ハランで、主に召されたアブラム(アブラハム)が、主のお導きのとおりカナンに入ったとき、シェケムの場、モレの樫の木のところで、祭壇を築きました。それは、彼に現れて下さった主のための物でした。(創世記12章7節)
 
その後、祭壇の記述は何度も出てきます。アブラム、イサク、ヤコブ、モーセも祭壇を築きました。神の顕現を前にして、犠牲を献げるためです。これらは、のちの幕屋、神殿礼拝のように、人が神に近づくために犠牲を携えるというより、「自分に現れて下さった主のために」(創世記12章7節)、いわば、感謝のために祭壇を築いたのでしょうか。

 いずれにしても、最初は、モーセに命じられた幕屋の祭壇は、比較的小型であったのです。幅、長さともに5キュビトで、とくに高さは3キュビトと定められています。階段なしに手が届く高さです。(出エジプト記27章1節) この時の1キュビトが45センチ余りですから、エゼキエルの見た祭壇とは格段の違いです。幕屋では、祭壇は固定されたものではなく、移動の旅に持ち運ぶか新しく築いたのでしょう。

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 彼は私に言った。「人の子よ。神である主はこう仰せられる。祭壇の上で全焼のいけにえをささげ、血をそれに注ぎかけるために祭壇を立てる日には、次のことが祭壇に関する定めとなる。(18節)
 わたしに仕えるために、わたしに近づくツァドクの子孫のレビ人の祭司たちに、あなたは、罪のためのいけにえとして若い雄牛一頭を与えよ。――神である主の御告げ――(19節)
 あなたは、その血を取って、祭壇の四本の角と、台座の四隅と、回りのみぞにつけ、祭壇をきよめ、そのための贖いをしなければならない。(20節)

 犠牲をささげるときに最初にしなければならないのは、犠牲の血を注ぎかけてきよめることです。その仕事は、祭司の家系の中でも、ツァドクの子孫と指定されています。
 祭司ツァドクは、ダビデが死に臨んで、王位をソロモンに決定したとき、ソロモン政権につく祭司として名前が挙がっています。

 いけにえを献げる手順については以下のとおりです。雄牛、雄やぎの血で祭壇をきよめます。

 またあなたは、罪のためのいけにえの雄牛を取り、これを聖所の外の宮の一定の所で焼かなければならない。(21節)
 二日目に、あなたは、傷のない雄やぎを罪のためのいけにえとしてささげ、雄牛できよめたように、祭壇をきよめよ。(22節)
 きよめ終えたら、あなたは、傷のない若い雄牛と群れのうちの傷のない雄羊とをささげよ。(23節)
 あなたは、それらを主の前にささげ、祭司たちがそれらの上に塩をまき、全焼のいけにえとして主にささげなければならない。(24節)

 つぎに傷のない若い雄牛を、傷のない雄羊を全焼のいけにえとしてささげます。

 七日間、あなたは毎日、罪のためのいけにえとして雄やぎをささげ、傷のない若い雄牛と群れのうちの傷のない雄羊とをささげなければならない。(25節)
 七日間にわたって祭壇の贖いをし、それをきよめて使い始めなければならない。(26節)

 罪のためのいけにえは、七日間にわたって繰り返されるのです。

 この期間が終わり、八日目と、その後は、祭司たちが祭壇の上で、あなたがたの全焼のいけにえと和解のいけにえとをささげなければならない。そうすれば、わたしはあなたがたを受け入れる。――神である主の御告げ――」(27節)

 8日目になってようやく、全焼のいけにえと和解のいけにえをささげるのです。和解のいけにえは、神様が人間に赦しを与えて下さったことを祝うのでしょう。これは、もともとは、祭司とささげた者が食したのです。







posted by さとうまさこ at 10:53| Comment(0) | Coffee Break | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする