2017年09月03日

ホセア書38 神の慟哭(ホセア書13章1節〜9節)



  エフライムが震えながら語ったとき、
  主はイスラエルの中であがめられた。
  しかし、エフライムは、
  バアルにより罪を犯して死んだ。(ホセア書13章1節)
  彼らは今も罪を重ね、銀で鋳物の像を造り
  自分の考えで偶像を造った。(2節)
  これはみな職人の造った物
  彼らはこれについて言う。
  「いけにえをささげる者は小牛に口づけせよ」と。(2節)
  それゆえ、彼らは朝もやのように、
  朝早く消え去る露のように、
  打ち場から吹き散らされるもみがらのように、
  また、窓から出て行く煙のようになる。(3節)

 エフライムは、イスラエルの神、彼らをエジプトの奴隷の家から救い出した方(出エジプト記20章2節)から、離れてしまっていました。それは、最初は、北王国を立てるように神から召命をいただいたヤロブアムの犯した罪でした。彼は、北王国の民がいけにえをささげるためエルサレム神殿に行くのを恐れ、ベテルとダンに金の小牛を設置し、神殿礼拝に代る物としたのです。それが、「いけにえをささげる者は小牛に口づけせよ」と意味です。
 これは、重大な神、主への背信でした。十戒(シナイ契約)では、20章2節に続いて次のように命じておられるのです。

 あなたは、わたしのほかに、ほかの神々があってはならない。(同3節)
 あなたは、自分のために、偶像を造ってはならない。上の天にあるものでも、下の地にあるものでも、地の下の水の中にあるものでも、どんな形をも造ってはならない。(4節)

★★★★★

  しかし、私は、エジプトの国にいた時から
  あなたの神、主である。
  あなたはわたしのほかに神を知らない。
  わたしのほかに救う者はいない。(4節)

 ふたたび、愛に煩悶する父親として、神はエフライムに訴えておられます。自分以外の誰が、あなたを知っていて、あなたも結局父なる神以外を知らないのに、だれがあなたを救うのかと、仰せなのです。

  このわたしは荒野で、
  かわいた地で,あなたを知っていた。(5節)

 荒野で、手をかけて彼らを導いたことを思い出させておられます。それなのに、充分満腹し順調な生活を手に入れたとき、彼らは、それまで彼らを養って下さった方を忘れたのです。
 
  しかし、彼らは牧草を食べて、食べ飽きたとき、
  彼らの心は高ぶり、わたしを忘れた。(6節)

 以下のたとえは、神が怒りのあまり、エフライムを「食い尽くす」と言っているのではありませんね。子たる民に叛かれた神の、張り裂けるような心を、たとえているのです。
 神の「慟哭(どうこく――激しい叫びと嘆き)」が聞こえてくる箇所です。

  わたしは彼らには獅子のようになり、
  道ばたで待ち伏せするひょうのようになる。(7節)
  わたしは子を奪われた雌熊のようになり、
  彼らに出会い、
  その胸をかき裂き、
  その所で、雌獅子のようにこれを食い尽くす。
  野の獣は彼らを引き裂く。(8節)
  イスラエルよ。わたしがあなたを滅ぼしたら、
  だれがあなたを助けよう。(9節)









posted by さとうまさこ at 09:05| Comment(0) | Coffee Break | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする