2013年02月18日

Coffee Break歴史の書539 U列王記(122)神の人エリヤ2(U列王記1章11節〜16節)



 私たちが、だれかに来てもらいたいと思ってお迎えに行くのに、銃や刃物をもっていたらどうでしょうか。威嚇だととられても仕方がありません。「力づくでも連れて行くぞ」と言っているのと同じです。
 じっさい、アハズヤは、力ずくでも連れて来いと命じていたのでしょう。だから、最初の五十人隊の長は、「王のお告げです。降りて来てください」と呼びかけているのです。王は、神の人より自分の方が、権威が上だと思っていますし、部下の五十人隊の長も、王の方が上だと思っているのです。エリヤはたしかに、世俗的には無位無官だったかもしれませんが、神の人、神からのことばを預かっている人なのです。小さなイスラエル社会の王より、全世界の王、比類なき神の方は、全宇宙の主権をおもちなのです。その神のことばを預かることのできたエリヤは、あきらかにアハズヤよりはるかに権威があるのです。
 しかし、先の使者が焼き尽くされたと聞いて、二度目の使者は、もう少し丁寧な態度になりました。

 王はまた、もうひとりの五十人隊の長を、その部下五十人とともにエリヤのところに遣わした。彼はエリヤに答えて言った。「神の人よ。王がこう申しております。急いで降りて来てください。」(U列王記1章11節)
 エリヤや彼らに答えて言った。「もし、私が神の人であるなら、天から火が下って来て、あなたとあなたの部下五十人を焼き尽くすだろう。」すると、天から神の火が下って来て、彼と、その部下五十人を焼き尽くした。(12節)


 二人目の五十人隊の隊長も、王の側に立って「上から目線で」告げていることには変わりありません。「神の人よ」と呼びかけはいますが、ほんとうの神を知らないのです。

★★★★★

 王はまた、第三の五十人隊の長と、その部下五十人とを遣わした。この三人目の五十人隊の長は上って行き、エリヤの前にひざまずき、懇願して言った。「神の人よ。どうか私のいのちと、このあなたのしもべ五十人のいのちとをお助け下さい。(13節)
 ご承知のように、天から火が下って来て、先のふたりの五十人隊の長と、彼らの部下五十人ずつとを、焼き尽くしてしまいました。今、私のいのちはお助け下さい。」(14節)


 先の使者たちが天からの火に焼き尽くされたのを聞いていたのでしょう。三番目の五十人隊の長は、エリヤを心から「神の人」だと知り、それにふさわしい態度をとったのです。それは、たんに儀礼的にていねいだというようなことではありません。彼は、みずからエリヤの前に出て行き、エリヤにひざまずき、懇願して言ったのです。「どうか、私のいのちをお助け下さい。」
 徹底的にへりくだり、無力を認めたこの隊長に対し、神の使いが、エリヤに「下って行け」と、GOを出したのです。

 エリヤは、王のもとに行きましたが、その託宣は厳しいものでした。

 主の使いがエリヤに、「彼といっしょに降りて行け。彼を恐れてはならない」と言ったので、エリヤは立って、彼といっしょに王のところに下って行き、(15節)
 王に言った。「主はこう仰せられる。『あなたが使者たちをエクロンの神、バアル・ゼブブに伺いを立てにやったのは、イスラエルにみことばを伺う神がいないためか。それゆえ、あなたは、上ったその寝台から降りることはない。あなたは必ず死ぬ。』」(16節)







posted by さとうまさこ at 09:42| Comment(0) | TrackBack(0) | Coffee Break | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック