2013年06月01日

Coffee Break歴史の書642T歴代誌(1)歴代誌とは(T歴代誌2章)




 歴代誌はすでに、サムエル記や列王記を読む過程で、何度かひも解いています。王たちの記録についての「並行記事」が、いくつもあったためです。ダビデの親族、ダビデの家の系図やカナンの諸氏族の縁戚関係を示した系図も参考にしてきました。

 ダビデを巡る物語は、非常に複雑で膨大に感じるのですが、系図を下敷きに読むと、かなりすっきりと整理がつきます。
 ダビデがユダ族に属し、それは、名祖ユダから出た血統であるとわかるのですが、T歴代誌2章からの系図が、ダビデの家の血流を示してくれます。
 3節に、ユダの子は、エル、オナン、シェラ。その長子エルの嫁タマルが、ユダにベレツとゼラフを産んだのも、すでに、読んできたとおりです。
 そのベレツの子がヘツロン、ヘツロンに、エラフメエル、ラム、カレブの三人がいます。カレブは、ヨシュアといっしょに、カナンを偵察した十二人の斥候のひとりでした。
 いっぽう、ラムは、ユダの族長ナフションに、ナフションは、サルマに、サルマがボアズにつながって行きます。ボアズは、ルツ記にもあるように聖書では特筆すべきキャラクターです。ボアズ、オベデ、エッサイ、ダビデと続く系図は、記憶する価値があります。とりわけ、エッサイのふたりの娘、アビガイルの子アマサ。ツェルヤの三人の息子、アブシャイ、ヨアブ、アサエルは、ダビデ王朝の中で、権謀術数に、また戦いの場で、宮廷生活に、生き生きとした姿で登場して来ます。

★★★★★

 歴代誌の位置としては、諸国語訳(七十人訳以来、日本語訳も同様)列王記の次におかれるが、ヘブル語原典では第三区分「諸書」の中に入り、その最後に置かれる。従って旧約最後の書と言うことになる。(新実用聖書注解・いのちのことば社)

 歴代誌は、列王記の続編ではないということです。
 ペルシャ王クロスにより、捕囚から解放されて祖国に帰還したイスラエルの民は、まず神殿を再建しました。まことの礼拝に立ち返り、イスラエル国家の再建と救い主を待ち望む、その原点に戻ろうとしたからです。

 執筆年代は、BC538年よりあと、エズラが著者であるとすれば、エズラ記の著作年代に近く、BC440年前後かと考えられる。(同注解書)

 明日から、歴代誌に入りたいと思います。






posted by さとうまさこ at 09:44| Comment(0) | TrackBack(0) | Coffee Break | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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