2015年08月27日

Coffee Break詩編・138 主よ。あなたは代々にわたって私たちの住まいです。(詩編90篇1節〜12節)




 今日から、詩編も第4巻です。ここで詩編の分類をもう一度見ておきましょう。
 第1巻 1〜41篇、第2巻 42〜72篇、第3巻、73〜89篇、
 第4巻、90〜106篇、 第5巻、107〜150篇

 ちなみに、詩編は5つの巻に分けられ、第1巻から第4巻までは頌栄で終わり、第5巻は全体が頌栄の役割をしている。(新実用聖書注解・いのちのことば社)との解説があります。また、表題のように、ほんとうにモーセが歌ったのかどうかを疑う説もあります。
 しかし、「ダビデによる」と書かれた歌が必ずしもダビデの作でない場合もあるのですから、あまり厳格に問うことでもないように、さとうは思います。

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 神の人モーセの祈り

 主よ。あなたは代々にわたって
 私たちの住まいです。(詩編90篇1節)
 山々が生まれる前から、
 あなたが地と世界とを生み出す前から、
 まことに、とこしえからとこしえまで
 あなたは神です。(2節)

 モーセの作であると推測されるだけに、とても古い出来事、神の天地創造から神の恵みを説き起こしています。天地創造をされたときに、神がお生まれになったのではなく、神は永遠の昔から世に存在しておられたのだと、この詩人は「知って」いたのです。まさに、
「わたしはアルファであり、オメガである。」(ヨハネの黙示録1章8節)方なのです。
 もちろん、私たちは神のお造りになった世界を住まいとしています。それは、神を知らない人も信じない人も、「ノー」とは言えない事実です。

 あなたは人をちりに帰らせて言われます。
 「人の子らよ、帰れ。」(3節)
 まことに、あなたの目には、
 千年も、きのうのように過ぎ去り、
 夜回りのひとときのようです。(4節)
 あなたが人を押し流すと、
 彼らは、眠りにおちます。
 朝、彼らは移ろう草のようです。(5節)
 朝は、花を咲かせているが、また移ろい、
 夕べには、しおれて枯れます。(6節)

 永遠から永遠までの時間などは、人間の知性で計ることができないのです。時計は私の小さな1日を刻むことはできます。歴史を数える単位も、それ以上に大きな時間の数え方――例えば「光年」なども、私たちは知っています。
 でも、知識は、被造物が自分たちの営みを数えるために、便利なだけです。
 人はみな知っています。生まれた者はやがて死に、その時間は、実際、あっという間の出来事なのです。どんなに用心深く暮らしても、健康に気を配っても、良いことをたくさん積み重ねても、かならず、命の終わりの日が来るのは、神のカレンダーの中で、私たちをちりに返す日があるからだと思わざるを得ません。

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 まことに、私たちは
 あなたの御怒りによって消えうせ、
 あなたの激しい憤りにおじ惑います。(7節)
 あなたは私たちの不義を御前に、
 私たちの秘めごとを御顔の光の中に置かれます。(8節)
 まことに、私たちのすべての日は
 あなたの激しい怒りの中に沈み行き、
 私たちは自分の齢をひと息のように終わらせます。(9節)

 朝、美しく咲いていた花が夕べに枯れるのを見て、その命のはかなさを想うのは、私たち日本人にはなじみのある感情です。
 けれども聖書は、「もののあわれ」を歌う世界ではありません。そこに神の御手を見るのです。
 御怒りによっていのちが消え失せるのは、創世記3章に記されていることです。アダムとエバが罪を犯したとき、神はお怒りになり、彼等をエデンの園から追放されました。このとき、私たちに死が入ったのです。

 私たちの齢は七十年。
 健やかであっても八十年。
 しかも、その誇りとするところは
 労苦とわざわいです。それは早く過ぎ去り、私たちも飛び去るのです。(10節)
 だれが御怒りの力を知っているでしょう。
 だれがあなたの激しい怒りを知っているでしょう。
 その恐れにふさわしく。(11節)
 それゆえ、私たちに
 自分の日を正しく数えることを教えてください。
 そうして私たちに
 知恵の心を得させてください。(12節)

 罪を犯して、寿命を限られ、せいぜい70年か80年しか生きられなくなった人間にとって、神に願うことは一つだけです。
 私達は、神のみ怒りの力を知り、神ご自身の悲しみと私たちの苦しみの中で、謙遜になって神の御前にひざまづくだけです。
 知恵の心を得させてくださいと、願うだけと、深く深く頷くばかりです。







posted by さとうまさこ at 10:57| Comment(0) | Coffee Break | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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