2018年03月13日

マラキ書17 「その日」の準備のために――律法と預言者エリヤについての預言(マラキ書4章4節〜6節、マタイの福音書3章11節12節)



  あなたがたは、
  わたしのしもべモーセの律法を記憶せよ。
  それは、ホレブで、イスラエル全体のために、
  わたしが彼に命じたおきてと定めである。(マラキ書4章4節)」

 モーセの律法とは、知られている通り、十戒とそれにともなう細則です。ホレブの山(シナイ山)で主がイスラエル人と契約を結ぶときに下さったおきてと定めです。ここで神は、神とイスラエルとの契約の「原点」に戻るように促されてます。エジプトにおける奴隷の境涯から救われたイスラエルの民が、「神の民としてふさわく整えられるための律法」をいただいたという原点です。

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  見よ。わたしは
  主の大いなる恐ろしい日が来る前に、
  預言者エリヤをあなたがたに遣わす。(5節)

 預言者エリヤは、ここでは「バブテスマのヨハネ」を示しています。バプテスマのヨハネはイエスの従兄弟です。彼はイエスが教えを宣べ伝えるに先立って、ヨルダン川で人々に洗礼を授けていました。彼は自ら、自分の授ける洗礼を「悔い改めの水のバプテスマ」と呼び、自分のあとに来る方は「聖霊と火とのバプテスマ」を授ける方だと、イエスの来臨を預言しています。
 同時に、彼自身は、そのときすでに、大変力のある預言者として知られていたようです。彼に洗礼を授けてもらうため、エルサレムやユダ王国全土から人々が集まっていたというのです。(マタイの福音書3章5節〜) その中には、聖書学者であるパリサイ派やサドカイ派の者たちも大勢いたというのですから、その名声が知れます。
 バプテスマのヨハネは、エリヤと同じように、権威を恐れぬ預言者でした。兄弟の妻ヘロデヤと結婚したヘロデ王を非難して牢につながれ、ヘロデヤの娘サロメの懇願によって殺されています。(マタイの福音書14節1節〜12節)
 ヨハネが、ヘロデの結婚を非難したのは、その結婚が、まさにモーセの律法に違反するからでした。(レビ記18章12節)
 彼は、まさに父(神)の心を子(民)に向けさせ、たのです。子の心を父に向けさせたのです。

  彼は、父の心を子に向けさせ、
  子の心をその父に向けさせる。
  それは、わたしが来て、
  のろいでこの地を滅ぼさないためだ。」(6節)

 バプテスマのヨハネは、水の洗礼を受けにくる大勢のイスラエル人に向かって、言っています。

 私は、あなたがたが悔い改めるために、水のバプテスマを授けていますが、私のあとから来られる方は、私よりもさらに力のある方です。私はその方のはきものを脱がせてあげる値うちもありません。その方は、あなたがたに聖霊と火とのバプテスマをお授けになります。(マタイの福音書3章11節)
 手に箕をもっておられ、ご自分の脱穀場をすみずみまできよめられます。麦を倉に納め、殻を消えない火で焼き尽くされます。(12節)
 
 神様は、救いの日のために周到な準備をしておられたのです。マラキを通して、やがて来る「その日」を預言させ、マラキ書は、閉じられています。







posted by さとうまさこ at 10:23| Comment(0) | Coffee Break | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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