2017年11月24日

ナホム書1 ナホム書の預言するもの(ナホム書1章1節〜6節)




 ミカ書に続くのは、ナホム書です。小預言書12巻のうちの7番目に位置します。また、旧約聖書全体でみれば、34番目の書物です。時代的には、イザヤとミカが活動したヒゼキヤの時代のあと、マナセ、アモンの二人の王からヨシヤの初期だと推定されています。
 ナホムの預言は、ニネベの陥落です。つまりアッシリヤの滅亡です。ニネベの陥落はBC612年で、ヨシヤが即位したのがBC609年です。北王国のサマリヤがアッシリヤによって陥落させられたのがBC722年でしたから、じつに、それ以降、110年の長きにわたって、南ユダはアッシリヤの脅威の下にさらされていたのです。
 聖書は、この間の事情を、U列王記16章から同22章までを使って記録しています。
とくにヒゼキヤの時代、ユダ王国が、エルサレムを取り囲んだアッシリヤ軍から、神の奇跡的介入で救われた逸話は、感動的です。(U列王記19章35節〜37節)

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  ニネベに対する宣告、エルコシュ人ナホムの幻の書。(ナホム書1章1節)


 エルコシュは、今ではどこにあったかも判然としない地名だそうですから、ある意味片田舎だったのかもしれません。神は、預言者を出自、家柄、年齢、性別にかかわりなく、思いがけないところから召されるとの、証明ですね。

  主はねたみ、復讐する神。
  主は復讐し、憤る方。
  主はその仇に復讐する方。
  敵に怒りを保つ方。(2節)

 ここでの「敵」はアッシリヤで、主が復讐されるのは、アッシリヤの首都ニネベです。
 アッシリヤの残忍なやり方は有名で、とても神のさばきを逃れるとは思えないほどだったのでしょう。それでも、隆盛な時は続いていました。まさに、神の、「怒るにおそく」のご性質は、あわれみをもってニネベを生かしておられたのは、ヨナ書にも明らかです。

  主は怒るのにおそく、力強い。
  主は決して罰せずにおくことはしない方。
  主の道はつむじ風とあらしの中にある。
  雲はその足でかき立てられる砂ぼこり。(3節)
  主は海をしかって、これをからし、
  すべての川を干上がらせる。
  パシャンとカルメルはしおれ、
  レバノンの花はしおれる。(4節)

 しかし、主の猶予もやがては終わりが来ます。
 主が本気で裁かれるとき、国も自然も、人知を超えるほどの災難に襲われるのです。

  山々は主の前に揺れ動き、
  丘々は溶け去る。
  大地は御前にくつがえり、
  世界とこれに住むすべての者もくつがえる。(5節)
  だれがその憤りの前に立ちえよう。
  だれがその燃える怒りに耐えられよう。
  その憤りは火のように注がれ、
  岩も主によって打ち砕かれる。(6節)









posted by さとうまさこ at 11:17| Comment(0) | Coffee Break | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする