2017年11月23日

ミカ書17 やがて、全世界を救ってくださるアブラハム、イサク、ヤコブの神(ミカ書7章12節〜20節)



 「すべての国々の民よ。聞け。(ミカ書1章2節)」で始まったミカの預言は、非常に力強く簡潔に、堕落したイスラエル――とくに支配階級に、神の御怒りを伝えています。人間が永遠に自分の天下が続くように思っても、神の国では、歴史を支配しておられる神は容赦なく、堕落した人たちを取り除いて、罰せられるのです。
 神の国には、必ず次のステージがあり、それは、新約聖書を手にしている私たちの時代には、かなり明らかになっているのです。
  ベツレヘム・エフラテよ。
  あなたはユダの氏族の中で最も小さいものだが、
  あなたのうちから、わたしのために、
  イスラエルの支配者になる者が出る。(ミカ書4章2節)
という預言は、今、実現しているのです

 イスラエルを支配する祭司や首長が、アブラハム、ヤコブへの神のお約束にあぐらをかいていることへの警告が、繰り返されています。事実、救い主の降臨によって、神の恵みといつくしみは、世界中に及んで行ったのです。
 この神を慕って、世界中から人々がエルサレムに集まってくるのです。

  その日、アッシリヤからエジプトまで、
  エジプトから大川まで、
  海から海まで、山から山まで、
  人々はあなたのところに来る。(ミカ書7章12節)
  しかし、その地は荒れ果てる。
  そこに住んでいた者たちのゆえに。
  これが彼らの行いの結んだ実である。(13節)

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 「その日」の救いを確信するミカは、あらためて、主の前にこうべを垂れて祈っています。

  どうか、あなたの杖で、あなたの民、
  あなたご自身のものである羊を飼ってください。
  彼らは林の中、果樹園の中に、
  ひとり離れて住んでいます。
  彼らは昔の日のように、
  パシャンとギルアデで
  草をはむようにしてください。(14節)

 もちろん、主は答えてくださいます。

 「あなたがエジプトの国から出た日のように、
 わたしは奇しいわざを彼に見せよう。」(15節)

  異邦の民も見て、
  自分たちのすべての力を恥じ、
  手を口に当て、
  彼らの耳は聞こえなくなりましょう。(16節)
  彼らは、蛇のように、
  地をはうもののように、ちりをなめ、
  震えながら彼らのとりでから、
  私たちの神、主のみもとに出て来て、
  わなないて、あなたを恐れましょう。(17節)

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  あなたのような神が、ほかにあるでしょうか。
  あなたは、咎を赦し、
  ご自分のものである残りの者のために、
  そむきの罪を見過ごされ、
  怒りをいつまでも持ち続けず、
  いつくしみを喜ばれるからです。(18節)

 その日――すべての人が救いにあずかる日の喜びのために、ミカは、主・神を賛美しています。

  もう一度、私たちをあわれみ、
  私たちの咎を踏みつけて、
  すべての罪を海の深みに投げ入れてください。(19節)
  昔、私たちの先祖に誓われたように、
  真実をヤコブに、
  いつくしみをアブラハムに与えてください。(20節)

 神の救いの民イスラエルの預言者としての、自負と神への憧憬に、涙を流しているミカが見えるようです。








posted by さとうまさこ at 11:05| Comment(0) | Coffee Break | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする