2017年05月25日

エゼキエル書167 千年王国における祭司――ツァドクの子孫(エゼキエル書48章12節〜29節)



 彼らの地域はレビの部族の地域に接し、奉納地のうちでも最も聖なる地である。(エゼキエル書48章12節)
 レビの部族の分は、祭司たちの地域に接して、長さ二万五千キュビト、幅一万キュビトである。すなわち、全体の長さは二万五千キュビト、幅は一万キュビトである。(13節)
 彼らはそのどの部分も、売ったり取り替えたりしてはならない。その初めの土地を手放してはならない。主への聖なるものだからである。(14節)
 幅五千キュビト、長さ二万五千キュビトの残りの地所は、町の一般用であり、住まいと放牧地のためである。町はその中央に建てられなければならない。(15節)
 その大きさは次のとおりである。北側は四千五百キュビト、南側は四千五百キュビト、東側は四千五百キュビト、西側は四千五百キュビトである。(16節)
 また、町の放牧地は、北へ二百五十キュビト、南へ二百五十キュビト、東へ二百五十キュビト、西へ二百五十キュビトである。(17節)
 聖なる奉納地に接する残りの地所の長さは、東へ一万キュビト、西へ一万キュビトである。それは聖なる奉納地に接している。そこから収穫した物は町の働き人の食物となる。(18節)
 その町の働き人は、イスラエルの全部族から出て、これを耕す。(19節)
 奉納地の全体は二万五千キュビト四方であり、あなたがたは、聖なる奉納地と町の所有地とをささげることになる。(20節)

 回復されるイスラエルの様子が「相続地の見取り図」で示されているのはなぜなのか、私にはよくわかりません。その配置は、初めにヨシュアがイスラエルの民にくじで相続地を与えたときとは、かなり異なっています。
 何といっても、神が区画と大きさを厳密に決めておられるのですから、ヨシュア記のときのように民の希望が入る余地はない、またくじによる不可知の余地もないと思うのですが、神はこれらを、「くじによって分けよ」(エゼキエル書48章29節)と仰せです。手続き上、くじを行なえということでしょうか。いずれにしても、くじそのものは、(正しいやり方をするならば)神の御心が現れるとされているのことと、関係があるのでしょう。

 カナンに相続地を与えて下さるというのは、神がアブラハムに約束されたことです。(創世記15章6節、17章8節) その通り、一度は与えられたカナンの地も、王制のもとでの王たちの叛きの罪によって他国に奪われてしまいました。それを、しかし、回復して下さるというこの預言は、エゼキエルだけでなく、それを聞くイスラエルの民もまた、究極の希望です。また、信仰の回復となるものかと思われます。

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 祭司の奉納地は、民が交代で耕すように命じられています。
 さらに君主の地所の定められています。
 これらの規定は、祭司や君主のために、10分の1を出す必要が規定されていないためでしょう。

 聖なる奉納地と町の所有地の両側にある残りの地所は、君主のものである。これは二万五千キュビトの奉納地に面し、そこから東の境界までである。西のほうも、その二万五千キュビトに面し、そこから西の境界までである。これは部族の割り当て地にも接していて、君主のものである。聖なる奉納地と宮の聖所とは、その中央にある。(21節)
 君主の所有する地区の中にあるレビ人の所有地と、町の所有地を除いて、ユダの地域とベニヤミンの地域との間にある部分は、君主のものである。(22節)

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 奉納地や君主の地所の南側に、残りの部族の相続地が示されます。
 順序は次の通りです。

 なお、残りの部族は、東側から西側までがベニヤミンの分。(23節)
 ベニヤミンの地域に接して、東側から西側までがシメオンの分。(24節)
 シメオンの地域に接して、東側から西側までがイッサカルの分。(25節)
 イッサカルの地域に接して、東側から西側までがゼブルンの分。(26節)
 ゼブルンの地域に接して、東側から西側までがガドの分。(27節)
 ガドの地域に接して南側、その南の境界線はタマルからメリバテ・カデシュの水、さらに川に沿って大海に至る。(28節)
 以上が、あなたがたがイスラエルの部族ごとに、くじで相続地として分ける土地であり、以上が彼らの割り当て地である。――神である主の御告げ――(29節)

 大切なのは、ユダ族とベニヤミン族が奉納地の北と南(中央部)に位置しているということでしょう。ユダ族は、神がその末にキリストを降される部族です。さらに、その前後に配置されている、ルベン、シメオン、イッサカル、ゼブルンは、レビ、ユダとともに、ヤコブ(イスラエル)の最初の妻レア(正妻)の産んだ息子達の子孫です。
 マナセとエフライムは、ヤコブの二番目の(正妻)ラケルの産んだヨセフの子孫ですし、ベニヤミンはラケルの産んだ二番目の息子です。
 ラケルの奴隷女であったビルハの子ダンとナフタリ、レアの奴隷女だったジルバが産んだガドとアシェルの子孫たちは、その外側に配置されています。
 しかし、重要なのは、彼らも「神の国」に所領があり、神の国の民とされているという事実です。







posted by さとうまさこ at 10:41| Comment(0) | Coffee Break | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする