2017年11月20日

ミカ書14 御名を恐れない者たちに対する神のみ怒り(ミカ書6章9節〜16節)



  聞け。主が町に向かって叫ばれる。
  ――御名を恐れることが優れた知性だ――
  聞け。部族、町を治める者。(ミカ書6章9節)

 ミカは、主の叫びを取り次ぎます。主を恐れる知性を回復せよ、と。
 言われている対象は、部族や、町を治める者たちです。

  まだ、悪者の家には、不正の財宝と、
  のろわれた桝目不足の枡があるではないか。(10節)
  不正なはかりと、
  欺きの重り石を使っている者を
  罪なしとすることがわたしにできようか。(11節)

 不正の財宝は、もとより主が厭われるものです。
 欺きのはかりや、重り石やますは、民を欺く以前に、神様を欺くことになるのです。レビ記に、以下のように記されています。

 正しいてんびん、正しい重り石、正しいエバ、正しいヒンを使わなければならない。わたしは、あなたがたをエジプトの地から連れ出した、あなたがたの神、主である。(レビ記19章36節)

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  富む者たちは暴虐に満ち、住民は偽りを言う。
  彼らの口の中の舌は欺く。(12節)

 不正を行って富んだような者たちは、とうぜん、暴虐に満ちた行動を取るのです。そのような社会では、とうぜん、住民たちは偽りを言い、だましあいになるのです。
 そのような者たちや、社会を神が見過ごされるはずがないのです。

  わたしもそこで、あなたを打って痛め、
  あなたの罪のために荒れ果てさせる。(13章)
   
 神の怒りによって、とうぜん、個人が打たれ(不運や不幸が起きることでしょうか)、住んでいる土地や町も荒れ果てていくのです。

  あなたは食べても満ち足りず、
  あなたの腹は飢える。
  あなたは、移しても、のがすことはできない。
  あなたが逃した者は、わたしが剣に渡す。(14節)
  あなたは種を蒔いても、刈ることがなく、
  オリーブをしぼっても、
  油を身に塗ることがない。
  新しいぶどう酒を造っても、
  ぶどう酒を飲むことができない。(15節)

 なにが不幸と言って、飢えているほど不幸はないでしょう。収穫したものが自分の口に入らないのは、切ないことです。昔から農民は、支配者の年貢に対抗して、収穫を隠す工夫をしたようです。隠し田を作ったり、地下室に隠したり、穴を掘って保存したりして、収穫物を移すのです。しかし、人の知恵でどれほど工夫をしても、神が剣をふるわれるときには、意味がありません。
 種を蒔いても、刈ることがないとは、飢饉でしょうか。オリーブも立派な実にならないので、わずかな油しか取れず、口に入れるのが精いっぱいで、(薬、また化粧品として)身に塗るような余分はないのです。ぶどう酒も同じです。

  あなたがたはオムリのおきてと、
  アハブの家のすべてのならわしを守り、
  彼らのはかりごとに従って歩んだ。
  それは、わたしがあなたを荒れ果てさせ、
  住民をあざけりとするためだ。
  あなたがたは、
  国々の民のそしりを負わなければならない。(16節)

 オムリは、北王国6人目の王でした。パシャの家を根絶やしにして7日間王であったジムリを倒してイスラエルの王となりました。アハブは、このオムリの子です。
 二人とも、主の目の前に悪を行ったと聖書は記しています。(T列王記16章25節26節、同21章25節26節)
 このような悪王たちが続く中で、北王国は、神の怒りを引き起こし続けたのです。





posted by さとうまさこ at 10:56| Comment(0) | Coffee Break | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする